……ん。
人波が肌に合わない奴らの居場所って所か。
吹けば散る溜まり場。生徒会に目をつけられるような事はご法度な。
後は好きにすればいい。寝ぼけて風邪だけはひくなよ。
ほう、イタリア人だったか。
それにしては奥手のようだが(クスクス)
バチカンには何度か行ったことがあるよ。
私は十字教徒ではないが、それでもかの大聖堂には圧倒されたね。
流石は世界最大宗派の総本山と言うべきか。
……フム、普通ねぇ。
まあ本人がそう言うならそういうことにしておこうか。
そうかね。背が高いのは男子にとって自慢のポイントだと思ったのだが。
まあよい、では普通に勘助クンと呼ぶことにしよう。
そうかそうか、喜んでいるか愛い奴め。
(一通り撫でまわして満足したのか手を放す)
うむうむ、兄妹愛だな。良い事だ。
…ん? いや、姉妹愛なのか…? どっちだ…?(首を傾げる)
どういたしまして。
私はよく知らんがイベリコなんたらとかいういいベーコンらしいぞ。
(するする、くるくると髪の房を弄びながら)
今は星ヶ丘の屋敷に住んでいるよ。
奥まった所にあるから少し分かり辛いのだが
寮と教会の中間辺りだから迷うことは無いはずさ。
(すっと手を放して住所をメモした紙を渡す)
男子力? 決まっている、顔だ。