「桜道」は元、海の家兼駄菓子屋。
現在はただの木造作りの民家で老夫婦が暮らしている。
表向きは「閉店しました」という張り紙がガラス戸に張られているが、実は営業してたりする。
近所の子供達や身近な人たちにだけオニギリやおはぎを振舞う。
助け合いや物々交換、顔を見に来た、そういうアットホームな空気を求めて人が集まる。
敬二お爺さんと信代お婆さん、たまに桜井家の長男も手伝いにくるらしい。
まあ~、郵便屋さんだったのかい。ご苦労さま(綻んだ笑顔をみせるお婆ちゃん)
・・・辰からの、お願いの手紙かねぇ(手紙の送り主をみて)
ふふっ もちろん、お客さんには感謝しないとね~(反応で何を言いたいのか分かった様子で微笑む)
今はきなこ飴と醤油煎餅、こんぺいとう、それと出来立てのおはぎしかないんだけどねぇ・・・
どうしようか?食べていくかい?(店の中は木のテーブルもあって奥は居住スペースらしい)