「桜道」は元、海の家兼駄菓子屋。
現在はただの木造作りの民家で老夫婦が暮らしている。
表向きは「閉店しました」という張り紙がガラス戸に張られているが、実は営業してたりする。
近所の子供達や身近な人たちにだけオニギリやおはぎを振舞う。
助け合いや物々交換、顔を見に来た、そういうアットホームな空気を求めて人が集まる。
敬二お爺さんと信代お婆さん、たまに桜井家の長男も手伝いにくるらしい。
・・・?・・・♪
(一度首を傾げたが、お役に立ったなら良かったのさ!と言いたげな笑顔)
~♪~♪
(お婆ちゃんに一礼すると、席を借りてお茶を飲みながらお萩もぐもぐ。
あっという間に食べ終わると、大満足に微笑んだ。時計を見る。そろそろ行かないと。)