海が一望できる海岸通りの一角。右手に寝子島大橋、左手に九夜山が見える。
角にスペースがあり木でできた簡易休憩所もみえる。昼食を広げ寛ぐことぐらいはできそうだ。
車道横の階段を下りた先はこじんまりとした砂浜へと続く。
このまま通りを進めば旧市街、反対は九夜山、階段を下りれば浜辺、後ろには旅館が並ぶ。
どちらへ進むのも休むのも自由。ここはそんな場所。
日の出や夜間には橋のライトアップや夏には打ち上げ花火が見ることができる隠れスポット
………?
【あれ、あんなところに人が…何か探し物でもしてるのでしょうか?】
(遠目から冴来さんの行動を見ているため、首傾げ)
(そっと自分の鞄から弁当箱を取り出す。中身は色んな野菜が挟まれたサンドイッチのようだ。
海を眺めていると視線に入ったカナリアに、パンの破片をちぎって差し出した)