ここは図書室だ。
北校舎(特別教室棟・3階建て)の3階に位置するため見晴らしもいい。
生徒数に見合って図書室も広く本も豊富なようだな…。長机で勉強するのもいいだろう。
図書室では静かにな。
>ゆきちゃん
同じなどではないのだよ。
この世にある物は同じ様に見えても
全て何処かしら違うものなのだよ。
そう、このみらくるぴかれる
魔法ガイア美少女恋々ちゃんが倒された時の為
世界の最果てにて眠る第二第三の恋々ちゃんが
皆少しづつ違う様に…!
んやんや、恋々ちゃんの本拠地が
映画館なわけではないのだよ。
この恋々ちゃんの力をもってすれば
この世の全ての地を本拠地とすることも
不可能ではないけれけれども
それでは世界が彩り鮮やかでは無くなってしまうのだよ。
そして、恋々ちゃんに似合わぬものなど
この世にありはしないのだよ。
んむんむ、ではではゆきちゃん改め
ガイア美少女戦士、ノーラ・ブランネージュよ。
恋々ちゃんと共にこのガイアの平和を護る為
全力気力を尽くして戦うことを誓いたまえ。なのだよ…!!
>おはぎちゃん
現世の甘く穏やかな記憶を犠牲にしてでも
新たな力を得ようとするその勇気ある心…!!
貴女様々がそれを真に望むというのであれば
恋々ちゃんはそれを止める事は致しませんのだよ…!!
書に宿る古代の聖霊よ
我が同胞の生を護たまえなのだよ…!!
恋々ちゃんはどんな映画でも
楽しみ慈しみに感動できてしまえる
超感受性豊かなみらくる美少女なのだよ。
>(怜悧さん)
(バッと派手な動作で振り向き)
貴女様々は恋々ちゃんと
数字の間を共有するれりぃではないか…!なのだよ…!!
(同じクラス、という事が言いたいらしい。)
まさか《兵火書庫》(ジェノサイド・ライブラリー)だったとは…!!
宜しい、ならば何も言うまい…!!
この深遠なる叡智の間の秩序、
貴女様々に任せるとしよう、なのだよ。
存分にその身から迸る
秩序の魔力を振るってくれたまえなのだよ…!!
>(八神さん
それは恋々ちゃんにも預かりしれぬことなのだよ。
いずれ全ての映画館に周り、上映される全ての映画を
堪能したいところなのだよ。
(タブレットを横から覗き込む