「いらっしゃい。よく来たね」
扉を開けるとどこかから、否、階段の上から声がする。
見上げると天井に吊り下げられた無数のランプが眩しく光っていた。
視線をずらすと、背の高い棚にはガラスケースに仕舞われたハーブや魔術の材料、怪しげな古本、古金貨、煙草……等々あらゆるものが雑多に並んでいる。カウンターには、焼き菓子とパンがあった。
店番は、執事服の大柄な男。
「好きに見ていってくれ。おっと、二階が気になるのかね?それならそこの執事に言いたまえ」
けらけらと笑う声と共に、ドアの閉まる音が響いた。
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RP雑談トピックです。
ヴェルトは基本、メーベルさんに店番を任せて上の階にいる設定ですが、時々降りてきたり階段の上から話しかけたりします。