商店街の中にある魚屋『魚新』
店主の長男、すばるが店番をしている時は趣味でやっている手品や占いをして見せてくれる
サービスで配達もしてくれるので気軽に来店、注文してみてほしいとのこと
新鮮な魚介類がメインだが、同店オリジナルの【寝子島ちくわ】も隠れた人気商品だ
お店に行けば、出来立てあつあつの美味しいちくわが食べられるぞ
祭日やイベントには、昨今流行の【ちくわ】のゆるキャラ着ぐるみでのPRも行われている
ユーモラスなちくわの着ぐるみにも注目したい
(週刊・寝子島ナビより抜粋)
非常にロマンチックな告白マジックじゃ
すばる殿は顔は良いからのう。いわゆるイケメンじゃよ
…きぐるみを着てなければ…(最後はボソリと呟く様に)
花と言うのは不思議な物じゃよ
見ていて心が和む物じゃ。そしてそれ自体に何らかの意味を持ち合わせておる
だから、本当に不思議な物と思っておるとて…
自分の気持ちを代弁するのは花だけではあらぬ
自分が相手に贈る物全て、じゃな。それに何らかの意味を持たせられれば、それは気持ちの代弁じゃよ
花はマジックの小道具としても使いやすいしのう…とは言え、生花を持つのは中々辛い
この朝顔も、作り物じゃしのう(そう言って朝顔の花弁をぐにゃりと曲げて本物でない事を示して)
(師匠と言う単語を聞けば)
よして欲しいぞよ。わらわはそこまでマジックが上手いと言う訳ではあらぬからのう
状況状況にあわせて「どんなマジックか有効か」を考えておるだけじゃとて…
こちらも中々楽しかったぞよ。久しぶりにマジックの見せ合いが出来てのう
何、マジックは勝ち負けではあらぬ。「如何に魅せるか」が基本じゃ
そう言う意味では、先ほどのクローバーのマジックは非常に良かったぞよ。ロマンチックで
こちらこそ、また機会があれば是非に、じゃ(ウインクに返す様にウインクを入れて)
さて…そろそろわらわは行こうかのう
あぁ、お茶を頂いていないが…まぁ、良いか
その代わりに良いマジックを見せて貰ったしのう。それでは、またのう(笑顔でゆっくりと店から去って行くのだった)