私、木鈴寧々子が努めます、木曜の夜「Bell tree」
(可能な限り定期放送を心がけていますが、都合により前後することもあります)
皆さんからのお便りお待ちしていますね。
人はみんな眠りにつき、月明りの中でひっそりと浮かび上がる町並み。
影と影の間を這うように走る列車。
街には明かりはなく、まるで人自体がいなくなってしまったかのよう。
時折、線路脇にある街路灯の光が窓から差し込む。
車内にも誰もいない。電気もついていない。
そして音もなく、列車は走ってゆく。
窓の外を走り抜ける光を眺めて、失くしてしまった何かを想う。
見覚えのない風景なのに、涙が出そうになるのはなぜだろう。
止まることなく、列車は走ってゆく。
どこまでも。
月だけが柔らかに見守っていた。
【 Bell tree ☆彡】(第6夜) 木曜の夜、貴方に安らぎの音を
( 広い夜空に星が瞬くような ゆったりとしたピアノ曲、
次第に声の邪魔にならない程度に小さくなる )
こんばんは。
パーソナリティーの 木鈴 寧々子 です。
皆さんは夢、みますか?
将来の理想とか希望とかの方ではなく、寝ているときにみる方です。
みようと思ってみれるものではないかもしれませんが(笑
明晰夢、というものもあるようで。
夢の中で、"あ、これは夢だ"と気付けると、自分の思うような夢にできるんだ
そうです。
脳が見せているものだからか、まるで本物のように体感できるようですよ?
私もちょっと明晰夢じみたものをみたことありますが、中にはそれを自在に
見れる人がいるんだとか。
そうなったらもう現実より、夢の中の方が楽しくなっちゃいそうですけどね(苦笑
( 間 )
冒頭のあれですか?
私の昨晩の夢です(笑
明晰夢ではありませんでしたが、なんだったんでしょうね。
もう、懐かしいような物悲しいような不思議な気持ちで目を覚ましました。
私、ああいった夢を見ることが多いんですよ。
他にもですね、もう一つの作品にできそうなストーリー仕立てになってるのとか。
んー… 例えば、自分に火をつけるピエロとか。
( 間 )
ちょっと、なんて顔してるのよ。
そのピエロにもちゃんと事情があったの!!
たしかに今のは私の説明不足だったけど(苦笑
実はそのピエ…
( 間 )
…え、いらない?
長くなりそうだから?
聞きなさいよ!
このままだと、私が猟奇的な思考の持ち主みたいでしょ!?
まずね、屋根裏部屋にね?ひとつの旅行カバンが…
( 森の中を蝶が飛んでいるような、柔らかく暖かいジングル )