(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
Σカーッ! なかなか……効くな……ッッ……そこ半端ないな場所! ぐわ~我ながら硬すぎる。
(丁寧で十分な力が入った状態に声をあげながら、両目を閉じ施術を受ける「なかなか上手いな」と言いながら固まった筋肉が緩んでいくのを感じていた。)
……あのな、昔は~って言う年齢か? まだ1年なんだから……もっと1年らしい振る舞いをだな……イテテッ……こんなに凝ってたか――でもなかなか上手いぜ。なんだ、昔ってか前はよく施術してたのか?
(時折眉を軽く顰めながら自分の肩周りの凝り具合に驚きながらも「久しぶりに肩を揉む」という彼の言葉に質問した)