(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
そんぐらい図太いくらいが私は丁度いいんだ。
ま、私相手に軽口を叩ける度胸は買ってやる。これが他の悪い先輩方とかでなくてよかったな。
私も入学式前に男を口説く趣味はないから、安心しろ。
(いつの間にか傍らに牛乳も完備して、もぐもぐと食べはじめ)
む……そ、そうか?
そこを意識してトレーニングしたつもりはないけどなー。
(自分の腹の肉を制服ごしに掴んで。心なしか顔が赤らんで見えるか)
……まあ、贅肉はないに越したことはない、か。
……あー、なんだ。くじゃくの名前を褒められるのは初めてだな。
(くしゃくしゃと頭をかきながら)
中学にいたころは男子によくこの名前をいじられてたもんだ。
ま、やりすぎた奴は逆に色々と痛い目合わせたけどな? フフっ。