場所:星ヶ丘のどこかにある本拠地
時刻:放課後(1話と同じ日とは限らない)
状況:店が定休日なのか、美食クラブ員以外に人の気配はない。
コンクリ打ちの壁に高級感のあるソファ、テーブルやカウンターが配置されている。
クラブ活動中の食材、飲み物はセルフサービス。台所も片付けをきちんとするなら自由にして良いらしい。
……。
(誰も彼もが、この場所に惹かれ集う。理由など…誰も知らない。
「普通」の守護者を担わされる事になった彼等が何処へ行くべきなのかも……俺も…同じか。
嗚呼、美食クラブは往く。
望まれることなく、浮き世からはぐれし我等を動かすもの。
それは、食べる意志を持つ者の意地に他ならない)
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「普通」の吹溜りに集い、虚飾の街に曲折し、
異変の泥濘に揉まれてもなお、キラリと光る一筋の光。
だが、この糸は何のために。
手繰り手繰られ、相寄る運命。
だが、この運命は何のために。
美食☆クラブに第3幕が開く。
次回「第03話 弁当の何たるかを語るべし!の巻」
まだ、誰も本性を見せない。
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