黒い絵の具で塗りつぶしたかのような空には、数え切れないほどの星々がきらめいている。
そこにぽっかりと浮かぶ月は、静かに揺れる暗い海を、優しく照らす――そんな、とある夜の砂浜。
※雑談トピックです。ご自由にお話しください。
※時間帯は夜~夜明けあたりまで?
日光は嫌いです。まあ白いのは生まれつきですが……
月の波動は五感や感性を研ぎ澄まされる力を秘めているそうですよ
あまり世界の出来事に敏感になりたくはないのですが……
成長が止ってしまうのならそれも構わないですね……。僕は不眠症なのです。日常が僕の眠りを妨げる。貴方も夜風に当たっていると体のに障りますよ……お年を召されているようですし……。
いえ、ご忠告は有難いですよ。せっかくの夜です。偶には、こうして月を眺めるのも悪くないですよ。
(鹿黒さんとは横を向いたままふて腐れて)
従夢です。……皆口従夢。それが僕の名前。
直視してないから問題ありません。それに怖い訳じゃないから平気です。
(「溺れても助けられない」という鹿黒さんの右腕を見て)……まあ、そうでしょうね……。助けて頂く必要はありません。だからこのままでいいです。(そう言うって膝を抱えて顎をのせる)
え……(鹿黒さんの年齢を聞いて驚いて鹿黒の顔を凝視。木原さんと見比べる)
星ヶ丘ですか……嫌な所だ。あそこには帰りたくないな。
ヴェネツィアですか……イタリアの……?さぞ綺麗な海だったのでしょうね。アドリア海の女王と言われるぐらいですから。
故郷に帰りたいだとか、失った人に会いたいだとか、僕はそんな感傷はきらいだな……。過去にとらわれる程無意味で滑稽なものは無い……。
僕にとって意味のあるものなんてあるのかな……