今日は、いい、天気、だなぁ……(薔薇園を寮の窓から眺めている)
『緋紅朱さんが学校にいる間に、他の人が管理を行っている…というわけでもないのですね』
『ここまで徹底していると本当に薔薇が好きじゃないとできませんね…』
『自分には到底難しい話です』(苦笑)
(成程、と納得した様子でこくりと頷く)
『私も気を付けてはいますが、眠ってしまう事は稀にあります…』(汗)
『中間テストも近いですし、夜更かしはしばらくの天敵ですね』
流石に、学校の、時間、は、なにも、できない、から、朝早くから、学校に、いくまえ、に、まとめて、しちゃう、感じ、かな
いまの、ところ、授業中、に、ねることは、ない、かな……睡眠時間、結構、長く、取れてる、し……
(一緒に食べようという言葉に一瞬考えたものの、こくりと同意する)
『だいぶお早い起床なのですね…!』
『それだけの手間なら、確かに薔薇の出来も納得です』
『あまり長い夜更かしをするよりはまだ健康的な気もしますけれどね』(苦笑)
『しかし、それだけ早いと授業中に寝てしまう事もあるのでは…?』
『学校にいる間まで薔薇苑の管理を見てるわけでもないでしょうし』
あ、クッキー、……それじゃ、いっしょに、たべよう?
(そして招き入れて、薔薇園の中のテーブルのほうに案内し、紅茶と貰ったクッキーを広げて)
うん、未明に、起きて、一つ一つ、丁寧に、見て回ったり、剪定、したり、肥料をあげたり、しているよ
その代り、夜は、すごく、早く、ねちゃう、かな……夜更かし、できない、の
『ありがとうございます』
『薔薇のお礼にとクッキーを焼いてきたので、丁度良かったかもしれません』
『よろしいのでしたら、是非頂いていこうと思います』
(改めて会釈し、そっと薔薇園の中に入る)
(中に入り、あたり一面の薔薇を見て)
『相変わらず立派な薔薇達ですね』
『ここの薔薇の管理は全て緋紅朱さんが行っているのですか?』
うん。大丈夫、だよ? 丁度、いまから、ローズティー、いれようと、思ってた、し……どう、かな?
…!
(出迎えに来たであろう赫乃さんを見て、軽く頭を下げる)
『こんにちは、緋紅朱さん』
『ちょっとこの辺りで用事を済ませてまして』
『以前そちらの薔薇を頂いたお礼がまだでしたし、それも兼ねてご挨拶にと』
『今はお邪魔しても大丈夫でしょうか?』
……あれ、浅山さん、だ
(とてとてとて と玄関まで出向き)
浅山さん、こんにちは、……どうしたの、かな?
………
【確かここが緋紅朱さんの薔薇園、でしたね…勝手にお邪魔して大丈夫でしょうか…】
(薔薇園の前で、無言で立ち止まっている)