Twitter発祥らっかみ!文芸企画。
自PCが他PCさんに対して
「思っている」「感じている」ことを
文にしてみませんか?という企画です。
独白文、その人に当てての手紙、エクセトラ。
形式はご自由に。
PL、PC様方の交流及び
二次創作SS広場の更なる発展を願いつつ。
*Twitter上でお相手様を募集する際、便利かもしれないタグ
#リプしてくれた方のお子さんをうちの子がどう思っているかの文を書く
【飛吹蓮太郎→皆口説男くん】
あの子は本当に純粋で正直な子だ。
あんな輝いた目で「先輩」と呼んでくれる子は、生まれて初めてなのかもしれない。
一応、他にも後輩はいる。が、大抵僕の振る舞いに冷めた目で見るかドン引きするかのいずれかだ――まあ、そんなのはとっくに慣れてる。なんせ僕は変態なんだから。
でも、正直、予想外だったんだ……あんなに慕ってくるとは。
僕が――フツウは皆に嫌がられるような――スキンシップをしても嫌な顔一つせず接してくれる――恥ずかしそうに顔を赤らめてみせるから、それが面白くてつい繰り返しちゃう――。
初対面の時だってその場で警察に通報するか、正義のヒーローみたいに割り込んでくるのもおかしくもない状況の中、よく親しく話しかけてくれたものだ――まあ、あの子も女の子を口説いていたわけでして――。
それだけでなく、僕の体まで気を使ってくれる。
あんなに優しい後輩はいない。
だから、心配なんてこれっぽっちも……ないことは、ない。
たまに妙な傷がチラリとみえるんだ。あの子の体にも、心にも。
それは僕の思いこみかもしれないし錯覚かもしれない。
でも、そうじゃないとすれば、あの子はきっと僕の胸傷以上の苦痛を抱えているだろう。
それでもあの子は、弱音もなにも吐かないで、何事もないかのように健気に笑う――どうやってしたら、そんな平然と笑えるのだろう。
僕は「世界一のイケメン」と称している。
けど、きっとあの子が「世界一のイケメン」だと思う。外面も、精神面も。
だから「世界一のイケメン」の後継者に相応しい。そしてその分、心配にもなる。
ドロドロな傷口が広がって、気づかないうちに身も心も滅ぼすんじゃないか、と。
だから今度あの子に会った時、いつも以上にぎゅっと抱きしめたい。
そして、「先輩」として、一言申したい。
もしお前が泣きたくなったら、いつでも僕の胸に飛び込んで来い。
その傷も、涙も、まとめて抱きしめてやる、と。
…これが「先輩」らしいかどうか、わからない。
でも、可愛い後輩の身体の傷を見て、放っておくわけにもいかないから。