天井まである本棚がぎっしりと空間を仕切り、多種多様な古本たちが所狭しと並んでいる。
静かな店内は、本独特の懐かしい匂いとほんのり甘く酸っぱい果実の香りが入り交じる。
「あら、いらっしゃい。ゆっくりご覧になってくださいまし。」
女店主は長い黒髪を揺らして振り返ると、ゆるやかに笑みを浮かべた。
――
雑談用トピックです。
古書店内での交流や、本を読むなどのロールプレイにご利用ください。
コミュニティの利用
http://rakkami.com/manual/community-usage
>アリシア
そう、あんたの国に興味があってさ。錬金術とかの歴史もあるんでしょ?
原書はドイツ語か。オーケイ、読めるよ。
訳書は訳書で特殊な用語の注釈なんか載ってるだろうから、両方あると一番いい。
>(小淋)
ミステリー好きか。
(リストを覗きこんで)『毒殺犯の手記』は面白かったな。
毒殺犯の視点から刑事の追撃を描いた話なんだけど、作中での薬物の描写が珍しいくらい正確でね。薬屋のあたしでも感心するレベル。
ノックスの十戒に「未知の毒物を使ってはいけない」ってのがあるくらい、デタラメな効果の毒物ってミステリーではタブーなんだよね。
だからみんなして有名な青酸カリとかに走っちゃうんだけど、それは不勉強だと思うんだよ。
『毒殺犯の手記』の作者は、本業がそっちなのかもしれないけど、よく調べてあるね。