シナリオタイトル:
言の葉、消えて
担当ゲームマスター(敬称略):
風雅宿
シナリオタイプ:
ブロンズシナリオ
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シナリオID :661
シナリオ名 :言の葉、消えて
キャラクター名 :斑鳩 遙
投稿日時 :2014年09月07日 22時46分13秒
◆アドリブ度
S
◆プレイヤーの目的・意図
遙の心理描写メイン
亡き友人への愛憎入り混じった葛藤を描いて欲しい
現象終了後、関西弁で悪態を吐く
◆キャラクターの目的・理由
遺族に管理を委ねられた時任のマンションにきた
だが何もする事がない
◆キャラクターの行動・手段
友人の死後 遺族に管理を託された星ヶ丘のマンションへ
息子の事を一番理解しているのは親友の俺だと言われて
とんだ買い被りだ
形見のグランドピアノ
蓋の上に突っ伏して微睡む
ふと音が消える
神魂の影響?どうでもいい
この静寂に永遠に浸っていたい
俺の心臓の鼓動も消えれば完璧なのに
雑音の絶えた世界で自分の心と向き合う
学説によると、人間が一番先に忘却するのはその人物の声らしい
時任は死んだ
もう戻らない
あいつがどんな声をしていたか
どんな声で笑い 怒り 泣き 話していたか
記憶に依存する声の残滓を手繰り寄せようとみっともなく悪足掻く
そうでもしないと俺の中からあいつの存在が零れ落ちてしまいそうで
記憶の欠片を再構成する
言葉が消えた今なら本音を言える
恥も外聞もかなぐり捨て
窓を開け放ち、夕焼けが眩いベランダに出る
手摺を掴み、殴り、腹の底から叫ぶ
生前伝えたかった想い 伝えられずじまいだった言葉を
「 !」
開け放した窓から吹き込む風に楽譜が舞う中、手摺に縋って頽れる
勝手に死んで
人を馬鹿にして
遺された俺の立場を考えたのか
罪悪感を背負って独り苦しめと?
「……アホゆうなや」
それがお前の望みだとしても思い通りにはならないぞ 絶対に