夜歩く人たちのある日の記録。どんな事が起きたのやら。
(飛吹さんに向けて一つ頷き)
そうですね、縁とは不思議なモノです。
抱き付……、ええ、貴方が望まれるのなら。
(不思議な顔をしつつも近付いてハグし、軽く背を叩く)
はい、大きなものは、まだ力が弱いので難しいですが。応急処置くらいなら心得ているつもりです。
(野阿さんに視線を向け)
うん、お祈りも。でも個人的には祈るよりも、自分で動く方が好きかな。
部屋に隠って目を閉じて祈るだけじゃ、救える命も救えない。
……って俺は思うから、そうしてる。
学校、その制服は寝子高?懐かしいな。学校好き?
(浅井さんの視線に気付いてじいっと見詰め返した後、しゃがんで目線を合わせ)
……何、迷子?
駄目じゃん、家何処。送ったげる。
全く、何でこんなとこ来たんだよ。危ねーだろ。
(言葉と裏腹に優しげに微笑み、手をそっと差し出す)