夜歩く人たちのある日の記録。どんな事が起きたのやら。
…やれやれ。「焼き」が回った。って言いてートコだけど。…一言一句お互いか。
あんがとさん。……………。
(軽く微笑んでから、物音もないのに周囲を気にする様子に一瞬目を細めて。
でも、口には出さず「じゃ」と素っ気なくすれ違おうとして、足を止めて)
そーだ。お節介焼くついで。ケガしたら旧市街の「伊織鍼灸接骨院」に行きなよ。
名前のとーり骨接ぎ屋だけど大抵はどーにかしてくれる。っつーかしてくれた。
「余計」なコト聞かれねーし…そん代わり怒られっけど。あとスゲーイテーけど。
ウデは確かだ。真夜中でもあたしの名前出しゃー多分受け入れてくれっからさ。
…そんだけ。じゃーな。
(言うだけ言って立ち去る素振り。だが、いつでも動けるように周囲を意識している)