小学五年生、それは一番上でもなければ、下の学年とも言えない時期。
反抗期が始まり複雑になってくる時期。
子供扱いは嫌だけどやっぱり子供。
そんな悩める小学五年生の溜まり場。
今日も小五的井戸端会議。
(小学五年生用雑談トピックです。ルールを守って楽しく雑談!)
翔はこの国の初めての友だからな。多少は…目をつぶってやらなくもない。
(変な間に訝しげにするも、内心の意図には気付かず後半聞き逃し)
いい悪いでなくそうだと言っているだろうがっ!煩い、それはほおっておけ!
(赤くなった顔を手の甲に隠すようにし、翔が寄りかかる壁側に設置された傘立てに軽く腰掛ける)
まぁ、ハイスクールなどの授業では教師から話題に出ることもあるかもしれないな。
あぁ、見せてくれ。翔の使う漢字ドリルならボクの役にも立つだろう。
帰ったら同じものをママンに買ってもらうことにする。
全力でやらずにどうするというんだ?ボクはより高みを目指したい。
勉強だろうとギアだろうとなんだろうとな!
そもそも漢字だけでなくカタカナにひらがなに、和製英語などまで作りだしているだろう。
まったくアルファベットなら簡単にすむというのに、言語を難解にしてどうするんだ。
奥ゆかしいのか忍者の国だから暗号のようにしたいのか僕には理解不能だな。
歴史でも似たような名前ばかりつけたがるようだしな。(肩をすくめて膝に頬杖をつき)
自国の事までお前に負けたらボクのプライドはどうしてくれる。
それに将来の為にも勉強が出来るに越した事はないだろう。
なんだ、このボクが友だというのに不満だとでも言うのか?
(呟きを聞き取り頬杖をついたままじとりと見上げて)