様々な香りで満ちた部屋。
前の住人が残していった壁一面の棚には、大量の製油の瓶や製作中の香り枕が所狭しと置かれている。
大きな木の作業台には香り枕の材料があり、それの隣にはラベンダーの香るベッド。
ベッドの上や周囲には夢羊が群を成し、造花の花畑で眠っている。
部屋の外にも不思議と調和し合った芳香が漂っており、扉には貼り紙が一枚。
『貴方の悪夢、請け負います。』
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RPを楽しむトピックです。
九龍のルールから逸脱しない限りはどなたでもご自由に&お気軽にどうぞ。
劉様ですわね?ふふ、とても良い香り。今後ともよろしくお願い致しますわね。
趣味に……?ああ、彼等のことでございましょうか?
【オレンジ色をした羊の形の香り枕を一匹抱き上げ、不備がないか確認し】
あたくし、シーサイドタウンの片隅で雑貨屋を営んでおりますのよ。彼等は勿論、此処にある物は全て店頭で販売する物ですわ。
作業するのに良い場所が他に見付からなかったものですから、此処をお借りいたしましたの。
【目を細めて微笑むと、手にした羊をジニーさんに渡すべく差し出す。明るく冴えた爽やかなベルガモットが仄かに香る】
……あらまあ、そんなに距離を取らないで下さいまし、別に貴方を食べたりは致しませんわ……、物理的な意味では。ええ。勿論。
あたくしが頂くのは夢だけですの。そう、その通りですわ、妙ちきりんな術を使って。
あたくしが使える魔法は夢を無くす魔法と、夢を見るお手伝いをする魔法。
試してごらんになる?
【ちろりと唇を一舐め、装飾をしゃらりと鳴らして首を傾げ】