様々な芳香で溢れる不思議な雰囲気の店内。
あらゆる香りで満ちているが、不思議とそれらは調和し合っている。
貴方を待つ素敵な香りに出会えますように。
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雑談スペースです。
どうぞお気軽にご来店下さいませ。
入店退店ご自由にどうぞ。
喧嘩等、他のお客様のご迷惑となる行為をされるお方は事務所までご同行願うことが御座いますのでご了承下さいませ。
あら、そうでしたの?
子供は自分に正直なだけですわ。ちょうど、ええ、先程のあの子の様に。
自分の本音を無視することを覚えると大人になる、と考えておりましたわ、あたくし。
これは成長なのかしら。それとも退化?あたくしにはきっと永遠に分かりませんわ。
【態とらしい難しい顔を浮かべた後、悪戯っぽく微笑み】
ふふ、装飾の無い貴方を見せて頂けて光栄ですわ。
あたくしも自分を偽っているのかしら。こうやって振る舞い始めて随分経ちますから、どうだったかもう分からなくなってしまいましたわ。
見えないものを見るなんて面白い魔法。
全てを得ることも全てを奪うことも出来るなんて、危険な香りですわね。ふふ。
……ええ、自分の目で確認した物は嫌でも信じざるを得ませんわ。
見ていなければそれは信ずるに値しませんの、あたくしにとって。
神、天使、妖精、etcetera。
存在しない者を信じて。祈って。捧げて。時にはなりたがって。
本当に、本物にあたくしには理解出来ませんの。
【暫く目を細めて手元を見つめていたが、微笑みと共に顔を上げ】
ごめんなさいませ、あたくしったら。忘れて下さいまし。
【斑鳩さんの話に目を閉じ黙って耳を傾けた後、一つ頷いて真っ直ぐ見つめる】
悲しい夢。安堵の夢?
貴方の心が発信するメッセージかしら、それともその方からのメッセージなのかもしれませんわね。
聴かせて下さってありがとう。その夢頂いていいのなら、その夢を思い浮かべて仰って?
あたくしにそれをくださると。
【カウンターにもたれて斑鳩さんの方へ身体を乗り出し、下から見上げるように瞳をじいと覗き込み】