様々な芳香で溢れる不思議な雰囲気の店内。
あらゆる香りで満ちているが、不思議とそれらは調和し合っている。
貴方を待つ素敵な香りに出会えますように。
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雑談スペースです。
どうぞお気軽にご来店下さいませ。
入店退店ご自由にどうぞ。
喧嘩等、他のお客様のご迷惑となる行為をされるお方は事務所までご同行願うことが御座いますのでご了承下さいませ。
あらまあ、もう帰ってしまわれますの?ええ、是非またお越し下さいな。
まだ知り合いが少ないものですから寂しいんですの、あたくし。
【去る後ろ姿にぴらぴらと手を振り、振り返った斑鳩さんの表情を見て残念そうに肩を竦めた】
……あら、あたくしもあの穏やかな笑みを頂きたいものですわ。
子供には優しいのですわね、ふふ、貴方をまた一つ知ることが出来ましたわ。
ろっこん?あらまあ、魔法の正体はそれでしたの。
不思議な力、でも一番不思議なのはこの力を不思議に思われる方が少ないように思われることですわ。
……この力を持っているのはあたくしだけではありませんのね。貴方もそうでしたの?
【興味に満ちた目で見つめた直後、少し驚いた表情を浮かべて目を伏せる】
悲しい香り。大切な方でしたのね。
夢を頂けるの?ええ勿論、夢は必ず覚めるもの。覚めない夢はあたくしが息の根を止めてさしあげるだけ。
貴方があたくしにくれる夢を思い浮かべてから、あたくしの目を見てそう仰って下されば。
ただ、そうですわね。あたくしが頂けるのは今ある夢。未来に見る夢は食べられませんけれど、貴方は初めて見た夢だとお思いになるでしょうね。
よろしければ、頂く前にどのようなものか伺ってもよろしくて?
【調香の手を止めて顔を上げ、斑鳩さんをじいと見つめ】