様々な芳香で溢れる不思議な雰囲気の店内。
あらゆる香りで満ちているが、不思議とそれらは調和し合っている。
貴方を待つ素敵な香りに出会えますように。
=
雑談スペースです。
どうぞお気軽にご来店下さいませ。
入店退店ご自由にどうぞ。
喧嘩等、他のお客様のご迷惑となる行為をされるお方は事務所までご同行願うことが御座いますのでご了承下さいませ。
あらあら、『ありがとう、良い夢を』。
【そう笑んで言うと、噎せ返る甘い甘い芳香のする華奢な青薔薇の造花がふわりと現れる】
ふふ、良い悪夢でしたわ……、覚えておられる?
これは貴女に差し上げましょうか、あたくしには必要の無いものですもの……、ああ、でも、貴女にも必要無くなったものですものね。
貴女が要らなければあたくしが頂きますわ。知り合いにこの色を必要としている者がおりますの。どうしましょうね、貴女が決めて下さいましな?
【目を閉じ造花の香りで胸を満たした後、コケティッシュな吐息を一つ】
【再びふわりと斑鳩さんの方を振り向き】
夢は夢、現実(リアル)ではございませんの。でも夢は此方(リアル)に土足で踏み込む事も少なくございませんわ。
ええ、そうですわ、あたくし夢喰い獏ですの。頂いた夢の息の根を止める悪い獏。足枷を食い千切り自由を与える良い獏。
貴方にはどちらに見えるのか、それは貴方にしか分かりませんわ。
【目を細めて妖しくくつりと笑い、直後に今度はぱっと無邪気に笑ってみせ】
香り枕の形は色々ございますわ。四角形にU字型、クッション状の物に抱き枕状の物。お好きな形をお選び下さいな?
【棚から形状様々な香り枕を取り出して並べてみせ】
結婚……夫婦……、あたくしよく分かりませんの。まず一人に決めるなんて勿体無いですわ、そして……、ずうっと一人に傅くなんてとても面倒、自由に生きたいんですもの、あたくし。
あべこべかしら、でもあたくし自分に嘘を吐きたくありませんの。熱い夜の甘い夢は色々なバリエーションな方が刺激的なんですもの。
ええ、漠然としたものですわ。あたくしがおすすめしても、それが貴方が好きだという確信はございませんもの。好みは移ろい変わりますものね。
あら、偶然。ミルラは心を穏やかにしてくれますのよ。強い香りが苦手で御座いましたら、それの強さも調節出来ますわ。
【サンダルウッドとミルラの香りサンプルの小瓶を机に並べながら】