様々な芳香で溢れる不思議な雰囲気の店内。
あらゆる香りで満ちているが、不思議とそれらは調和し合っている。
貴方を待つ素敵な香りに出会えますように。
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雑談スペースです。
どうぞお気軽にご来店下さいませ。
入店退店ご自由にどうぞ。
喧嘩等、他のお客様のご迷惑となる行為をされるお方は事務所までご同行願うことが御座いますのでご了承下さいませ。
ええ、ようございましたわ。あまりふらふらしてらっしゃいますと、怖いナニカに狙われますわよ?
例えば……、ええ、あたくしみたいな。
【台詞と声色とはウラハラな無邪気な笑顔を向け】
『ラベンダー』……だったかしら?嗚呼、良いお名前。
彼は貴女に生命を貰いましたわ。彼のこと、大事にしてあげて下さいましね。彼には貴女しかおりませんから。
【心の底から嬉しそうな声色と共にそう言葉を発し】
あたくし、夢の話が大好きですのよ。特に……、そう、こんなとっても不幸な夢。
でもよろしいかしら、貴女。夢は何処までいっても夢でございますの。どれだけリアルでも所詮夢でございますわ。
今からあたくしが発する言葉、少々刺々しく感じられるかもしれませんわ。
でもあたくし、きちんと夢を話して下さった方に嘘は吐きたくありませんの。あたくしはあたくしの考えを正直に申し上げますわ。
現実のモノではないモノにいつまでも縛られていても何か始まるかしら?違う、とあたくしは思いますわ。
好きだと言っておきながら、今の心地良い不幸の中で足踏みばかりしている限りは、それは貴女、その人物が好きなのではなくてこの不幸が好きなのではなくて?
違うというのなら、これを機会に変わりなさいな。動かなければ、貴女がその人物を思う気持ちはその程度だということ。
【しゃらり、と装飾が触れ合う音を響かせ首をゆるりと傾げ、憐憫の眼差しをついと向け】
気持ちって伝染しますのよ。特に……そう、ええそうですわ、貴女のような気持ち。
いつまでもいつまでもその気持ちを纏っていれば、貴女を見た人はみんなそんな気持ちになってしまいますわ。
貴女は賢そうだから、きっと分かっておられるでしょうけれど。
……あたくしからはそれだけ。
ねえ貴女、その悪い夢、あたくしに下さらないかしら?
【そういうとちろりと自身の唇を一舐めし】