じりじりと照らす真夏の太陽の下、南校舎の屋上で踊っている女の子がいる。
(たぶん、もう秋の空。誰かがいるかもしれないと、ふらふらと)
静かに時間は過ぎ行くもの。
それはここでも例外はなく。
あたしはあたしのままで、この時間の隙間にたゆたうだけ。
ウン、タン、ウンウンタン…(何度かの軽くステップ、最後にくるっと一回転)
はふー…疲れた。ひとまずこんな感じかなぁ。
(ペットボトルの水をごくごく飲み干し、フェンスの外を見遣る)…運動系はいいなあ。グラウンド使いたい放題で。
まぁ、部活申請してるわけでもないから、関係ないといえば関係ないか。
軽く休んだら、もっかいおさらいしよっと。