【501号室】壬生のひとり部屋｜パルラ・フラーマ

【501号室】壬生のひとり部屋

『MIBU』と書かれたシンプルな掛札のかかった扉がある。
5階、エレベーターから出て左手一番奥。
5階、東階段を上って目の前。

中に入ると、広い間取りの玄関と、その先に続く廊下。廊下の先にはこれまた広いリビングが。
花を生けた花瓶、絵画、各種インテリアが置かれたその部屋は綺麗に整えられており
埃ひとつない、とは比喩にもならないほど。
玄関前の廊下から分かれる客間、その部屋の一番奥にあたる寝室ですら、日々の掃除を怠ってはいない。
そう、『彼女』の性格からはとても想像がつかないほどに。

キッチンから香ばしい匂いがする。
その匂いの主は、彼女の作ったクッキー。もはや、彼女の日課となっているものだ。

来客があれば、気だるそうに玄関へと向かう。意外にも彼女は綺麗好きだったのだ。
「あぁ、いらっしゃい……ふあぁ…ねむ」
―――尤も、その身嗜みを除けば、だが。

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壬生　由貴奈の個人部屋トピックです。
原則、非入居者の方を含めどなたでも入室可能です。
彼女が何かしらのんびりやってますので、ご自由にお入りください。

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壬生由貴奈

58: Re: 【501号室】壬生のひとり部屋 2015-01-06 / 00:37:16: 北のとある地方には納豆汁ってのがあってねぇ。あれ、美味しかったなぁ……。
と思ってやってみたけど、汁物とお菓子はやっぱり訳が違うみたいだねぇ。
どうにも、難しいもんだね。

ん？進路？
（ピタリ、と動きを止めてソファに寄り掛かり、腕を組む）
……まぁ、いっか。
実際、ちょっと迷ってる。
って言うのも、大学へ進むか、留年するかってところ。
（口に入っていたクッキーを咀嚼し、飲み込む）
留年しちゃうのは簡単だけど、うちなりに葛藤っていうのがあってねぇ……。

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