【501号室】壬生のひとり部屋｜パルラ・フラーマ

【501号室】壬生のひとり部屋

『MIBU』と書かれたシンプルな掛札のかかった扉がある。
5階、エレベーターから出て左手一番奥。
5階、東階段を上って目の前。

中に入ると、広い間取りの玄関と、その先に続く廊下。廊下の先にはこれまた広いリビングが。
花を生けた花瓶、絵画、各種インテリアが置かれたその部屋は綺麗に整えられており
埃ひとつない、とは比喩にもならないほど。
玄関前の廊下から分かれる客間、その部屋の一番奥にあたる寝室ですら、日々の掃除を怠ってはいない。
そう、『彼女』の性格からはとても想像がつかないほどに。

キッチンから香ばしい匂いがする。
その匂いの主は、彼女の作ったクッキー。もはや、彼女の日課となっているものだ。

来客があれば、気だるそうに玄関へと向かう。意外にも彼女は綺麗好きだったのだ。
「あぁ、いらっしゃい……ふあぁ…ねむ」
―――尤も、その身嗜みを除けば、だが。

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壬生　由貴奈の個人部屋トピックです。
原則、非入居者の方を含めどなたでも入室可能です。
彼女が何かしらのんびりやってますので、ご自由にお入りください。

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壬生由貴奈

14: Re: 【501号室】壬生のひとり部屋 2014-07-06 / 21:16:20: ……。（新たにクッキーを一枚取り、口に放り込む）

………あっ、りゅーがくじゃなかった、りゅーねんだよ留年。
だーめだなぁ、さっき起きたばっかりだからまだ寝ぼけてるみたい。

うん、しばらく会わないうちにそういうのに目覚めたことはよくわかったよぉ。
まぁでも、最近そういうの流行ってるって言うしねぇ。うちも興味ないことはないんだけどさ。
着て何かをしようとは特に思わないし、まぁ今後の予定次第ってところかなー。
（クッキーを飲み込んだのとほぼ同じタイミングで受け取ったマッチを受け取り）
おーけーおーけー、制服着てなくてもきっと行くから、うん。

エフェクターか……うーん、どんなものかくらいはわかるんだけど、
１から作るのはさすがに難しいかなぁ…うちの知識なんて、結局は素人に毛の生えた程度だからねぇ。
作れたとしても、どんなものになるか保証できないし、変に内部系に不具合が起きたらそれを使うしいちゃんに怪我させかねない。
仮にも機械屋志望の人間として、あんまり気は進まないなぁ。

……あっ、お茶も入れてこよ。
しいちゃん、何が飲みたい？大抵の飲み物あるけど。
（すっ、とソファを離れキッチンへ）

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