『入館無料』の貼り紙と、開け放たれた門。
アナタは気後れしながらも門をくぐった。
青々とした芝生と季節の花に彩られた庭を進み、薔薇のアーチをくぐったアナタの前に、背丈の倍はあろうかという巨大な扉が現れる。
ゴシック調の白い外壁に負けぬ存在感を放つ、黒い観音開きの扉の前に立つと、薔薇に囲まれた獅子のノッカーの横に『入館の方はこちらを鳴らして下さい』と書かれている。
意を決したアナタが2回ソレを鳴らすと、ゆっくりと扉が開き始めた。
出迎えてくれたのは美しいオルゴールの音色、そして暖かみのあるオレンジ色の灯りだった。
館内を見渡すアナタの後ろで、扉がゆっくりと閉まっていく。
アナタの目の前には美しく、無機質で、異様な、混沌とした光景が広がっていた。
横からアナタに声が掛かる。
「お客さんですね。ようこそお越し下さいました。まずはこちらで、お茶でもいかがですか?」
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(こちらは雑談トピになります。)
今日も沢山のお客に来て頂いて、光栄です。
呉井さん、接客までして貰ってありがとうございます。
ああ、飛吹さん、お気遣いどうも。
一段落したので大丈夫ですよ。
蝶は空気の流れに乗りますからね。
捕まえるのは難しいかもしれません。
ゼンマイが切れると自然に着地するので、気長に待つとしましょう。
おや、ノッカーの音。
今日は特にお客が多いですね。
ようこそ、ドムス・エクス・マキナへ。
後ほど、お茶を用意させますが、まずはゆっくり館内を巡ってみてはいかがですか?
(過去展示はこちら↓)
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