『入館無料』の貼り紙と、開け放たれた門。
アナタは気後れしながらも門をくぐった。
青々とした芝生と季節の花に彩られた庭を進み、薔薇のアーチをくぐったアナタの前に、背丈の倍はあろうかという巨大な扉が現れる。
ゴシック調の白い外壁に負けぬ存在感を放つ、黒い観音開きの扉の前に立つと、薔薇に囲まれた獅子のノッカーの横に『入館の方はこちらを鳴らして下さい』と書かれている。
意を決したアナタが2回ソレを鳴らすと、ゆっくりと扉が開き始めた。
出迎えてくれたのは美しいオルゴールの音色、そして暖かみのあるオレンジ色の灯りだった。
館内を見渡すアナタの後ろで、扉がゆっくりと閉まっていく。
アナタの目の前には美しく、無機質で、異様な、混沌とした光景が広がっていた。
横からアナタに声が掛かる。
「お客さんですね。ようこそお越し下さいました。まずはこちらで、お茶でもいかがですか?」
・・・・・・・・・・
(こちらは雑談トピになります。)
うん、そうだねぃ。
オーデンさんの説明聞いてると、それぞれに物語性があるから
冴来ちゃんの言うように想いがこもってるからなのかもねぃ。
ええっとー、オレも名前覚えておかないとー。
冴来ちゃん、勘助君、心花ちゃん、オーデンさん…よし覚えた…!
おー、オーデンさんの母国では4時がおやつの時間なんですねぃ。
いやぁ、それにしてもこの壁掛け時計も凝ってるなぁ…。
動物達がリズミカルに動いてて、また見たくなるわー。
カフェに時計を届けた男の人、二人の時も顔は不機嫌なまま…だったのかぁ。
せっかく美人さんと一緒なのに、もったいないねぃ。
あ、お茶とお菓子いいんですか?
ピスタチオのマカロン、おいしそー♪
いただきまっす☆
(丁寧に挨拶をしてくれた勘助君ともふもふにお辞儀をしてから、微笑んで)
オレも見た事ないものや興味津々なものだらけでワクワクしてるよぅ。
こうして惹かれて来たのも何かの縁を感じるねぇ♪