『入館無料』の貼り紙と、開け放たれた門。
アナタは気後れしながらも門をくぐった。
青々とした芝生と季節の花に彩られた庭を進み、薔薇のアーチをくぐったアナタの前に、背丈の倍はあろうかという巨大な扉が現れる。
ゴシック調の白い外壁に負けぬ存在感を放つ、黒い観音開きの扉の前に立つと、薔薇に囲まれた獅子のノッカーの横に『入館の方はこちらを鳴らして下さい』と書かれている。
意を決したアナタが2回ソレを鳴らすと、ゆっくりと扉が開き始めた。
出迎えてくれたのは美しいオルゴールの音色、そして暖かみのあるオレンジ色の灯りだった。
館内を見渡すアナタの後ろで、扉がゆっくりと閉まっていく。
アナタの目の前には美しく、無機質で、異様な、混沌とした光景が広がっていた。
横からアナタに声が掛かる。
「お客さんですね。ようこそお越し下さいました。まずはこちらで、お茶でもいかがですか?」
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(こちらは雑談トピになります。)
や、思ったまま言ってるだけっすけどねー…。
そう思うと感慨深いっすね…いや、16年しか生きてない俺が言うのもなんすけど(周りをしみじみと見回し)
……って…え、本当に出るんすか…お菓子…
(流石に少し驚いた様な声音で呉井先輩が去っていく姿を見送り)
(御子神さんに視線を戻し、告げられた言葉を真面目に聞き)
……そういうもんすか…。
俺は語彙が少ないからこういう時にどうにもすごいとかしか出てこないっすけど、それで名誉…つーか嬉しいって思ってくれるのなら逆に嬉しいかも…とか思うす。
でもなんか作り手視点っぽい考え方すね…。…あ、いや、俺がなんとなく思っただけで勘違いなら申し訳ないっすけど…。