扉をガラガラと開けると、そこはラーメン屋だった。
「いらっしゃいませアルー」
チャイナドレスの女の子が出迎える。
カウンターの向こう側では鉢巻のおじさんが一生懸命にラーメンを作っていた。
あなたはラーメンを注文してもいいし、炒飯を頼んでもいい。
杏仁豆腐のみを頼むのもいいし、今日は水だけで……でも構わない。
さあ、この店内で自由に遊ぶのだ!
>新しく来た女の子(河原さん)
はーい、味噌ラーメンですね。少々お待ち下さいアルー。
(カウンターの奥に向かって)
「味噌ラーメン」ひとつー
アル?
私の歳ですアルか?
私は15歳、今年寝子高に入ったばかりの一年生ですアル。
お客さんのお歳もお聞きしてもよろしいですアル? それとお名前も良ければ!
えへへ、お団子褒められたアルーウレシーアルー。はい、触ってもいいですアルヨー。
(座ったお客さんの手が届くようにかがむ)
>お兄さん(飛吹君)
はい、卵チャーハンとしょうゆラーメンですね。少々お待ち下さいアルー
(カウンターの奥に向かって元気な声で)
「卵チャーハン」と「しょうゆラーメン」ひとつずつー
ところでそちらの子(ぬいぐるみの事)、すっごくかわいいですアルネー。
お名前はなんて言うんですアル? 良かったら教えて下さいアルー。
あ、お兄さんのお名前も良かったら!(見た目から年上だと思っている)
>鳴神先輩
はい、地元愛アル。私も両親も寝子島大好きアル!
先輩に美味しく食べてもらえて食材もきっと喜んでるアルー。
(食べ終わった先輩を見てにっこり)
ありがとうございますアル。これからもご贔屓にして下さると嬉しいですアルー。
はい、私の名前ですアルか? 私は畑中華菜子って言いますアル。改めてよろしくお願いしますアルー。
伝票、机に置いておきますアルネ。
(商店街のラーメン屋らしく庶民的な値段が並んでいる)