扉をガラガラと開けると、そこはラーメン屋だった。
「いらっしゃいませアルー」
チャイナドレスの女の子が出迎える。
カウンターの向こう側では鉢巻のおじさんが一生懸命にラーメンを作っていた。
あなたはラーメンを注文してもいいし、炒飯を頼んでもいい。
杏仁豆腐のみを頼むのもいいし、今日は水だけで……でも構わない。
さあ、この店内で自由に遊ぶのだ!
へぇ、チャイナちゃんは後輩ちゃんでもあったか。
そうだな精進するのは良い事だ、頑張れよ。何を精進するのか分からんが。
(運ばれてきた料理を見て)
お、来た来た待ってました。
んじゃ早速いただきます、と。
(手を合わせて一礼。レンゲと箸を手にしてスープを一口、次いで麺を勢いよく啜る)
――うん、美味い。
あっさりしつつも深みがある、手間暇掛かった良い魚介スープだ。
麺もコシがきいててスープとよく絡む。どこの麺使ってんの? 手打ち?
何にせよこりゃあ以後よろしくせざるを得ない味だ。
(そのまま箸を止めずにどんどん食べ進める。気に入ったようだ)