扉をくぐると間接照明の明るい光が照らす店内。
店の中は綺麗に整頓されているものの、さまざまなテイストの品物が混ざって並べられている。
一見しただけではすべての商品を把握することはできないけれど、
反対に考えれば、好みのものを探すワクワク感がある。
レトロなレジスターを置いてある台の向こうには、黒髪の少女がいる。
「いらっしゃい」
にこっと笑顔で出迎えてくれた。
店内を眺めるだけでも構わないし、店主と話をするのも一興。
(※ロールプレイは必須ではありません。ただの雑談も歓迎)
(冴来さんの問いに奥を示して)
もちろん、試着歓迎だよ。
あっちのスペースに吊ってあるから、気に入ったのあったら声かけてくれれば試着室に案内するよ。
今だったら夏季の短期バイト募集してるよー。
倉庫整理も人手募集しているけど、私が倉庫にいると接客とか陳列とか手が足りなくなっちゃうから。
もし良かったら、試しに短期やってみない? なんて。
(景貴さんの手元を見て)
そのお皿、たしかに一番スイカのソルベに似合うかも!
何枚くらいあればいいかな?
重いものねー……実はセットにならないハンパものの食器の詰まった箱があったんだけど、重くてねー。
廊下まで引きずってきて挫折しちゃった(廊下に繋がる扉を示して)
きれいなお皿があったから、そのお皿に似合うスイーツ作って! とか言ってみたかったんだけど。
(さり気なく色ものコーナーへ行った千尋くんに気づいて)
はい、千尋くん、お客さんにはちゃんと挨拶してねー。
接客なれればコミュ障も治ると思うよー。