ドアを開けると簡素なベッドが見える。
その前にはこの部屋の住人が拘ったのだろう、部屋に不釣り合いな程綺麗に磨かれたアンティークの机と椅子が鎮座している。
食器棚の中身はガランとした中に、ぽつりとアンティークのティーセットが並べられている
…たまに上機嫌でお菓子を焼く姿がみられるとか…。
くふふ、ソレはないしょだよっ♪
なゆたはね、
冴来のそういう所も好きだよ?
(眉を少しだけ下げ、へにゃりと笑い
冴来の瞳の中は、とっても綺麗。
硬いようで、ほんとはすごく柔らかくて
霞んで見辛いだけで、
ほんとはすごくきらきらしてるの。
冴来の中は、とっても綺麗…
(虚ろな瞳で床を見つめながら
過去は過去、今は今なんだよ、
冴来っ!
(にぱっと笑顔で冴来を見て
なゆたはね、生きる理由を見つけちゃったから
だから、それを守らなきゃいけないの!
なゆたの理由は、冴来なの
冴来はなゆたのお水なんだよ~♪