星ヶ丘教会付属の墓地
教会の裏手の墓所には主に星ヶ丘に住まう人間が手厚く葬られている
巨大な十字架に百合を捧げ持つ天使像、はては不気味で醜怪なガーゴイルの石像まで、様々な意匠を凝らした墓が立ち並ぶ敷地はいつもひっそりとしめやかな空気に覆われているが、訪れるものを拒みはしない……
・墓参りRPがしたい方向けトピ。散策なり物思いなりご自由にどうぞ。
友人知人親族の墓がある設定歓迎
(幽鬼のような姿で墓場に立っていた、かと思えばいつの間にか消えている)
……思えば遠くに来てしまったな……
maman,papa...Je veux me rencontrer...
【そう呟きながら、墓の前にそっと花束を供える】
お父さん…お母さん…。
僕は元気だよ。
友達も、お節介もいるし、僕の進学先も多分決定。
私立高校だけど、お父さんとお母さんが残してくれたものでなんとかなりそうだよ。
あ…あー…順調だよ、色々と。
(「会いたい」と言いかけ口をつぐみ、花を差し替え帰る)
また、会いに来るね。
今日ここに来たのは、お祖父さまにもお祖母さまにも秘密ですよ?
…もう少ししたらまた学校です。みんなといっぱい遊んでお勉強するのが楽しみです!
でもそれまではどんどん遊びたいと思います!
それでは、行ってまいりますねっ。
(並んだ墓に少しずつ花を並べ、軽やかに去っていく)
母さん、一週間ぶり…俺は元気だよ
…今日も綺麗にしに来たよ(小さい墓石を丹念に磨き上げ)
…母さん、俺は正義のヒーローになれる様に頑張って、母さんみたいな人を出さない様に…俺が「悪」を裁くよ
だから安らかに眠っててくれ…ここには母さんを虐める奴は居ないから
『主よ、御許に近づかん。登る道は十字架に・・・♪』
(父親が国際企業に勤め、海外のラボを行き来していることもあり、
家族そろって敬虔なクリスチャン。そのため、賛美歌を口ずさみながら墓地を散策する。
ビデオカメラを回したいところだが、眠っている方たちを起こさないように、敢えて自粛。
その瞳に焼き付けるように、墓石や納骨堂を見て回っている。)
・・・。
(花束を抱えてとある墓の前に佇んでいる)
父様と母様のお墓は此処にはない…。
私、随分と離れた処まで来てしまったわ。
親不孝者って、私の様な子の事をいうのかしら…。
(生没年を彫った小さな墓の前にコートを羽織った男の姿がある)
………(墓前に白百合の花束を添える)
久しぶり、母さん。命日だよな。
……忘れたわけじゃねえ。ほんとは忘れてえが……
精神病院で衰弱死して、遺体は親父の墓にも入れてもらえずこっちに返された
せめて息子が会いに来てやんなきゃ浮かばれねーだろ
……あんたん中じゃいねーことになってるのかもしれねえけどさ(煙草に火をつけ微苦笑 紫煙を燻らせる)