礼拝堂の中央には像があり、周囲は壮麗なステンドグラスに彩られている。
普段は大勢の人達が集まるこの場所だが、今日は人がまばらなようだ。
ふふ。従夢、こんにちは。
(お菓子目当てかとの言葉に肩を竦め)
あら、いけない?
ここで貰えるお菓子、種類も豊富でどれも絶品なのよ。
毎日だって食べたいぐらいなんだから。
良ければ貴方の分も貰ってきてあげましょうか?
…なんて本当はお祈りが目的なんだけどね。
(頬に手を当てて苦笑)
そちらの方は始めましてね。
こんにちは。私は花風冴来。
便利屋というと、私の知り合いが
そういう職の人の手伝いをしてるって言っていたけれど…。
(従夢さんの手をそっと握って佐藤さんに微笑みかける)