店の隅っこに置いてある自由帳。
表紙には雑な筆跡で「ご自由にお書きください」と書いてある。
・文字通りの自由帳です。
・思い出を綴る、伝言を残す、落書きする、宣伝する、等々ご自由にお使いください。
・ただし、誰にでも見られる可能性がある事はお忘れなく。
タコーン星の歴史を読み解いていく中で、コウくんとオトメちゃんは衝撃の事実に辿り着きました。
どうやら自分たち姉弟は、遥か昔に地球に不時着したタコーン星人の末裔らしいのです。
言われてみれば確かに、周囲から「タコっぽい」とからかわれる事が多かった気がしてきました。
二人は迷いました。この星こそが、自分たちの本当の居場所なのではないか、と。
しかし、地球を故郷として愛する二人の気持ちは決して変わる事はありませんでした。
そんな彼らに、タコーン星のリーダー・イカヌワシ=テュポーンさんは言いました。
「君たちは心から地球という星を愛しているんだね。
お二人は我々の血をひいているのかも知れないが、私からすれば間違いなく『異星人』だよ。」
こうして、タコーン星にやって来た『二人の異星人』は、
先祖の愛した星から離陸し、仲良く心の故郷へ帰っていきましたとさ。正解!