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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
寝子島最速伝説：島岡雪乃の場合
●ディスティニー・オブ・ファイア
<< こちらCat-4。敵本拠地に潜入成功した。今から攻撃を……
……なんだあれは！？ 見えない敵が……うわぁ！ >>
ここはとある工業地帯。鉄骨や配管が網の目のように張り巡らされた鋼鉄のジャングル。
今その一角で一体の武装ロボットが爆発四散した。
<< また味方がやられた。このままじゃ時間切れで負けちゃうよ >>
巨大なコンテナの影に身を隠した武装ロボットの一体が、すぐ傍で弾薬を再装填する味方に通信を送る。
そう、ここはゲーム内に作られた仮想空間。
これは現在若者の間で流行しているゲームメーカーSOCA（ソカ）の作ったゲーム、BORNYA BRAKE（ボーニャー ブレーキ）の中の世界なのだ。
BORNYA BRAKE――『ボニャ』や『ボニャブレ』とも略されるそのゲームは、プレイヤーが自身でデザインした武装ロボットを操縦し、ネットワークを通じて10対10のチーム戦を行う。途中でやられても試合中なら何回でも復活可能。敵を倒すか敵の本拠地にある巨大球状水槽を攻撃して『サンマゲージ』を０にするか、タイムアップ時に残り『サンマゲージ』が多い方が勝利というルールだ。
<< この状況で、奇襲を警戒しないわけないと思うけど、ね…… >>
再装填を終えた戌井 創の機体がセンサーで周辺をスキャンするが、近くに敵の反応は感じられない。
試合の残り時間は少なく、味方チームのサンマゲージも敵チームより下回っている。
逆転するには本拠地の水槽を直接攻撃するしかないと、障害物に隠れて奇襲を仕掛けたところなのだったのだが……
<< 目標は目と鼻の先だけど、ここで見つかったら俺達戦犯だよねー >>
創のスピード重視の軽量級機体とは対照的な重武装重量級の機体に乗った千鳥 雅人がコンテナの先の通路をのぞきながら軽口を叩く。
ここまで一緒に進んできた味方は待ち伏せにあって撃破され、今近くに居る機体は創と雅人の物だけ。敵本拠地へ続く通路に敵の姿は見えない。
攻めるにはこれが最後のチャンスと二体が加速ブースターを始動させようとしたその時――
何の前触れもなく雅人の機体の左腕が吹き飛んだ。
（見つかっちゃった！？ 敵の反応は無かったはず！ どこから！？）
幸運にも雅人の機体は重装甲のバリア装備型。創のような軽量級だったら一撃で機能停止に追い込まれたかもしれないが、バリアと装甲でダメージは減退され、左腕の損傷だけにとどまっている。その他の機能に支障はないものの、見えない敵からの攻撃は続き、近くの壁や床に銃弾が撃ち込まれる。
<< 見つかった！ このままじゃ……！ >>
装甲の薄い創は慌てて身を低くするが、敵の銃弾はじわじわと彼らを追い詰めていく。
（このままでは……足の速い創くんがやられたら大変！
俺はやられてもいい！ 創くんが本拠地に到達さえ出来れば……！）
<< ここは俺に任せて先に行くんだぁ！！ >>
雅人は最大出力でバリアを展開させて射線に割り込み、敵のいるであろう方向に向かって機関砲とバズーカを撃ちまくる。
見えない相手に対しての乱射では命中精度は期待できないが、途切れることの無い猛烈な弾幕は激しい爆風と共に爆煙を巻き上げ、辺りを覆い尽くして煙幕の代わりとなり、視界を覆い尽くす。
<< ……うん、了解。後ろは任せる！ ……逆転してから合流ね♪ >>
創は加速ブースターを点火させ、煙幕の消えないうちに本拠地へ向かって通路を突き進もうとするが、不意に足元に銃撃を受けてその動きを止めた。
目の前の煙が晴れ、闇の中から滲み出すように姿を表したのは夜の空のように黒い機体。
<< 敵機体確認。機体名ナイトレーベン。スナイパータイプ。ステルスユニット損傷中 >>
システムが敵の分析結果を報告する。見ればその通り、背中に背負ったステルスユニットから火花を散らしている。どうやら雅人の攻撃が功を奏したらしい
<< ボクの前にっ、立つなぁぁ！ >>
創は加速ブースターを全開。この勝負に全てをかけて特攻を仕掛けた。
創の機体は装甲を犠牲にしたスピード重視の機体。右へ左へ機体をスライドさせて敵の銃弾をかわしながら取り回しの良い軽機関銃で牽制射撃。
敵の長大なスナイパーライフルは待ち伏せや遠距離戦でこそ威力を発揮しても、こういった接近戦では使い勝手が悪い。
高速で動きまわる創の機体を捉えきれず、その射撃精度は著しく低下せざるを得ない。
<< このっ、壊れろぉっ！ >>
身も触れ合わんばかりの至近距離。敵のライフルの死角に飛び込んだ創は、叫びながらあらん限りの弾を叩き込む。
<< こちらCat-4。敵本拠地に潜入成功した。今から攻撃を……
……なんだあれは！？ 見えない敵が……うわぁ！ >>
ここはとある工業地帯。鉄骨や配管が網の目のように張り巡らされた鋼鉄のジャングル。
今その一角で一体の武装ロボットが爆発四散した。
<< また味方がやられた。このままじゃ時間切れで負けちゃうよ >>
巨大なコンテナの影に身を隠した武装ロボットの一体が、すぐ傍で弾薬を再装填する味方に通信を送る。
そう、ここはゲーム内に作られた仮想空間。
これは現在若者の間で流行しているゲームメーカーSOCA（ソカ）の作ったゲーム、BORNYA BRAKE（ボーニャー ブレーキ）の中の世界なのだ。
BORNYA BRAKE――『ボニャ』や『ボニャブレ』とも略されるそのゲームは、プレイヤーが自身でデザインした武装ロボットを操縦し、ネットワークを通じて10対10のチーム戦を行う。途中でやられても試合中なら何回でも復活可能。敵を倒すか敵の本拠地にある巨大球状水槽を攻撃して『サンマゲージ』を０にするか、タイムアップ時に残り『サンマゲージ』が多い方が勝利というルールだ。
<< この状況で、奇襲を警戒しないわけないと思うけど、ね…… >>
再装填を終えた戌井 創の機体がセンサーで周辺をスキャンするが、近くに敵の反応は感じられない。
試合の残り時間は少なく、味方チームのサンマゲージも敵チームより下回っている。
逆転するには本拠地の水槽を直接攻撃するしかないと、障害物に隠れて奇襲を仕掛けたところなのだったのだが……
<< 目標は目と鼻の先だけど、ここで見つかったら俺達戦犯だよねー >>
創のスピード重視の軽量級機体とは対照的な重武装重量級の機体に乗った千鳥 雅人がコンテナの先の通路をのぞきながら軽口を叩く。
ここまで一緒に進んできた味方は待ち伏せにあって撃破され、今近くに居る機体は創と雅人の物だけ。敵本拠地へ続く通路に敵の姿は見えない。
攻めるにはこれが最後のチャンスと二体が加速ブースターを始動させようとしたその時――
何の前触れもなく雅人の機体の左腕が吹き飛んだ。
（見つかっちゃった！？ 敵の反応は無かったはず！ どこから！？）
幸運にも雅人の機体は重装甲のバリア装備型。創のような軽量級だったら一撃で機能停止に追い込まれたかもしれないが、バリアと装甲でダメージは減退され、左腕の損傷だけにとどまっている。その他の機能に支障はないものの、見えない敵からの攻撃は続き、近くの壁や床に銃弾が撃ち込まれる。
<< 見つかった！ このままじゃ……！ >>
装甲の薄い創は慌てて身を低くするが、敵の銃弾はじわじわと彼らを追い詰めていく。
（このままでは……足の速い創くんがやられたら大変！
俺はやられてもいい！ 創くんが本拠地に到達さえ出来れば……！）
<< ここは俺に任せて先に行くんだぁ！！ >>
雅人は最大出力でバリアを展開させて射線に割り込み、敵のいるであろう方向に向かって機関砲とバズーカを撃ちまくる。
見えない相手に対しての乱射では命中精度は期待できないが、途切れることの無い猛烈な弾幕は激しい爆風と共に爆煙を巻き上げ、辺りを覆い尽くして煙幕の代わりとなり、視界を覆い尽くす。
<< ……うん、了解。後ろは任せる！ ……逆転してから合流ね♪ >>
創は加速ブースターを点火させ、煙幕の消えないうちに本拠地へ向かって通路を突き進もうとするが、不意に足元に銃撃を受けてその動きを止めた。
目の前の煙が晴れ、闇の中から滲み出すように姿を表したのは夜の空のように黒い機体。
<< 敵機体確認。機体名ナイトレーベン。スナイパータイプ。ステルスユニット損傷中 >>
システムが敵の分析結果を報告する。見ればその通り、背中に背負ったステルスユニットから火花を散らしている。どうやら雅人の攻撃が功を奏したらしい
<< ボクの前にっ、立つなぁぁ！ >>
創は加速ブースターを全開。この勝負に全てをかけて特攻を仕掛けた。
創の機体は装甲を犠牲にしたスピード重視の機体。右へ左へ機体をスライドさせて敵の銃弾をかわしながら取り回しの良い軽機関銃で牽制射撃。
敵の長大なスナイパーライフルは待ち伏せや遠距離戦でこそ威力を発揮しても、こういった接近戦では使い勝手が悪い。
高速で動きまわる創の機体を捉えきれず、その射撃精度は著しく低下せざるを得ない。
<< このっ、壊れろぉっ！ >>
身も触れ合わんばかりの至近距離。敵のライフルの死角に飛び込んだ創は、叫びながらあらん限りの弾を叩き込む。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年03月21日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年03月28日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年03月28日 11時00分
