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【体育祭】ネココー式借り物競争 ~一般参加サイド
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【クールにハイテンション!】
いつもクールな優等生、
八神 修
。彼ももちろん、出場することになったからには、持てる全てを用いて勝ちを拾いにいく所存です。
さっそく取り出したスマホで、ぴぴっと連絡を。
「……校門前へ、車を頼む。大至急だ!」
いくらもしないうちに、ずざざざざ! 校門前へと走り込んできた車へ、修は素早く乗り込みました。
この競技における修の力とは、即ち持ち前の財力と、この自家用車による機動力! お付の運転手、風間さんのドライブテクにかかれば、目的地まで一足飛びなのです。
「星が丘のガラス工房まで、大急ぎで」
修の指示に、車はぶおんとエンジンを吹かして走り出します。
事情も聞かずにやってきてくれるありがたい運転手さんへ、修は車中で、手短に状況を説明。
「これはいわば、借り物ならぬ買い物競争! ならば俺にこそ、勝ちの目があるというわけだ」
いつになく熱く語る修。一度やると決めたなら、一直線!
風間さんも、彼のそんな奮起に応えようとしてくれてのことでしょうか。心得たとばかりにアクセルを踏み込み、車はどぎゅんと急加速!
「おおっ!?」
がくんとシートにめり込む修。もっと速く出来る、とは風間さんの言葉ですけれど。
「出来るだけ急ぎつつ、安全運転で頼むよ。ここは日本だからな……おや?」
ふと、スピードを上げた反動で、修の膝の上へころんと転がってきて乗っかったのは、子猫のパトラ。修の小さな家族は、運転手の風間さんにも懐いておりまして、どうやら一緒についてきてしまったようです。
にゃーん! と機嫌良く鳴いたパトラへ微笑んで、あごの下を指先でひと撫でしてやってから。修は、再び取り出したスマホで電話連絡。相手は目的地である、
glass studio 『Kaleidoscope』
です。
「……ええ、寝子高体育祭の借り物競走で、ガラス細工の猫が入用なんです。あるだけ用意しておいていただけますか。ええ、お願いします」
さすがの彼のこと。こうして事前の根回しにも、抜かり無し! なのでした。
しゅた! と飛び乗って、
橘 明里
はきょろきょろ。一段高くなった視界に、首をくるると巡らせて、
「ええっと、確か……こっちが近道なの!」
ぴょんっと軽快に飛び降り、振り向くと、
「おじさん、ありがとうなの~♪」
にっこり! ぱあっと輝く、天使のごときその笑顔! 彼女に足場にされてしまった通行人のおじさんだって、そりゃあもう、クツ跡のついたはげ頭をつるんと撫でながら、思わず許しちゃうのです。
にこにこと楽しそうな明里のお題は、
villa L'eremita
のアンティークオルゴール。
お題そのものにも、浮き浮きとしてくる響きがありましたけれど……とはいえ。彼女には、借りてくるもの自体は、実は何だって良かったりします。
こうして何かのために動いたり、皆と競走したり。仲間たちと協力したり。体育祭の賑やかな雰囲気そのものが、明里には楽しく、うきうきと心躍らせてくれるものなのでした。
明里は、民家の垣根をするりとくぐり、ぴょいっと小川を飛び越えて、迷い無く突き進みます。目的地である『villa L'eremita』は、彼女が住む星が丘寮への帰り道に比較的近く、半ば勝手知ったる道と言えました。
「ぴぎゃー!? ……あ、危なかったなの」
……時折、飛び越え損ねて、川に落ちかけたりもしましたけれど!
それでも明里は鼻歌交じり、楽しげで軽妙な足取りで歩を進めるうち……やがて、無事にお店へと到着。
地中海の空気を感じるその外観に、わくわく。さっそく店内へ入り、展示品の数々を目にしますと、
「ふわぁ、綺麗なのー……!」
明里はきらきら、瞳を輝かせました。
店主が、イタリアのヴェネツィアで買い集めたというアンティークな品々たちは、素人目にも美しく、優美で小じゃれていて、雰囲気たっぷり。眺めているだけでも、楽しくなってしまうのです。
お目当てのオルゴールも、もちろん、そこにはありました。美しい象嵌細工の箱型オルゴール、深みのある滑らかな造形が、明里の目を惹きます。
「あのっ、これ、貸して欲しいなの! 壊さないように頑張るから!」
それなりに値の張る品でありまして、さすがに、手放しですぐに……と言うわけにはいきませんでしたけれど。
熱心に頼み込む明里の様子には、やがてその誠意も伝わったのでしょう。しばし頼み込んだ末に、くれぐれも大切に扱うようにね? と言い含められた上で、明里は無事、オルゴールを借り受けることができました。
「やったぁ、ありがとうなの! 大切に、大切に、お借りしますなの!」
満面の笑顔で、さっそく、ぱかっとオルゴールの蓋を開いてみますと……ぽろん。ぽろん。ゆったり優しい音色が箱からこぼれ出し、明里を包み込みました。
籠の中に敷いたタオルの上、並んだ精巧なガラスの猫たち。『Kaleidoscope』の品はみな店主さんの手作りだそうで、その素晴らしい腕前には、美術品にも造詣が深い修とて、嘆息するばかりでありました。
「……っと、見惚れている場合では無かったな。ありがとう、助かりました。代金はこれで……急いでいるので、釣りは結構! それでは!」
修はお礼を言って踵を返すと、籠を手に再び車へ乗り込み、一路、寝子島高校へと引き返します。
視界の端にちらり、修とは縁の深い
星ヶ丘ホースクラブ
の見慣れた看板が流れていき、ちょっとばかり気を取られた途端。運転手、風間さんのドラテクは確かながら、がくんとなかなか激しい揺れに、修は慌てて籠の中へ、対衝撃用タオルを追加!
パトラがにゃおんと鳴いて、興味深げに籠の中を覗き込むのを、微笑ましく眺め……と。
「うん? あれは……風間、ちょっと停めてくれ」
窓の外に見かけたのは、道端を行く見知った顔。いつになく真剣な顔つきで足を進める、明里でありました。
ドアを開くと、ぽろんぽろん、素晴らしいオルゴールの音色が耳に届く……のですけれど。彼女ときたら、優しいBGMが流れる中で、跳ぶ! つまづく! 走って跳んで、またつまづく! となかなかに危なっかしく、見れば道行く人々の注目をにわかに集め、はらはらとさせていたりするのでした。
見かねた修は、
「……橘! 学校まで、乗っていくか?」
「あっ、やがみー君なの!」
貴重な品を持ち運んでいるとあって、明里も修の申し出に、ありがたく乗っかることにします。
車に乗せてもらい、明里はぷうっと安堵の息をつくと、
「ありがとなのーやがみー君、助かったなの!」
「同じ黒猫組同士だ、協力しないとな。さて……」
ひとつ、落ち着いたところで。修が取り出しましたのは、
「やがみー君、それ、何なの?」
きょとんとする明里の前で、ぱこん。修の頭には……なぜか、猫耳! 腰には猫しっぽ! ついでに両手には、ぷにっとニクキュウ付きの猫ミトンまで装着!
「……わ、笑うなよ。仕方ないだろう、アピールも込みの競技なんだから」
「ううん、やがみー君、とっても可愛いの!」
黒猫組の勝利のためにと、やたらに気合の入った修のコスプレ! 確かにそんなパフォーマンスも、かの借り物大魔神のお眼鏡に叶えば、得点になるのかも知れません。
ぱちぱち、手を叩く明里の笑顔に、
「よし。財力、機動力のカードは切った。後は……演技力だな」
修はきりりと顔を引き締め、クールに言いました。猫耳をぴこんっと揺らしながら!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月22日
参加申し込みの期限
2014年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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