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【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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所は変わって、3階。マイカップ麺、製作体験コーナー。
「マイカップ麺か、うん面白そうだね。芸術科クラスの腕の見せ所かな? よし本気出そう」
気持ち制服の袖をたくし上げる素振りを見せるのは、旧市街の魚屋
『魚新』
の長男坊、
新井 すばる
である。
寝子島における、ちくわの普及率の高さは彼の惜しみない、ちくわPRの賜物と言えよう。
自らちくわの着ぐるみに入り、熱心に販促に励む様が、あまりに頻繁に見られるので、正直どこに絞ってリンク張ればいいのかわからない。気になる方は、すばる君のダイアリーを直接見に行って頂くということで、ひとつ宜しくお願いします。
「気合入ってるねー、すばる君。マイカップ麺かぁー、私もやってみよーっと♪」
爽やかなコバルトブルーのセーラー服に身を包んだ
瑚野上 栞凪
も、入り口に設置された自販機コーナーにやって来た。
自販機にはマイカップ麺のベースとなる、まだ具も入っておらず、パッケージも白い4種類のフレーバーのカップ麺が並んでいる。
「好きなフレーバーが選べるんだね。ボクは、まあ海鮮かな。どうせなら記念になるもの……すばかんラーメンっと」
すばるの長い指が、迷うことなく海鮮のボタンを押す。取り出したカップ麺を手のひらに乗せて、ニッと笑んだ。
「じゃあ……私も海鮮にしよーっと!」
栞凪も海鮮のボタンを押すと。
「ほら、お揃いだねっ♪」
屈み込んで、取り出し口から取り出した海鮮のカップを両手で掲げて見せ、すばるに溌剌とした笑顔を返した。
傍で熱心にメモを取っていた華菜子が、「海鮮」の欄の正の字に二本を付け加えたのは、別の話。
すばるは栞凪に、一寸、目を奪われかけたが。
「おっと。かんなちゃん、次は手を消毒しないとだよ」と手順をすすめる。
後木 真央
も自動販売機の前で立ち止まり、チリトマトを選んだ。
カシャリと写メで、後ろの自販機が写るように、カップ麺を撮影する。
館内は撮影が自由なのだ。
「世界で1個だけのマイカップ麺かぁ……えへへ。でも、一人一個しかダメなのかぁ」
「ね、どんなカップ麺作るアル?」
人懐こく華菜子に話しかけられ、真央は自分のプランを打ち明けた。
「んとね、真央ちゃんはー、エビ、ミートキューブ、チェダーチーズ、それとガーリックキューブを入れるつもりだよっ!」
「方向性としては、イタリアンかな? アル。間違いのない感じがするアルねー」
華菜子は、こくこくと頷くと「チリトマト」に正の字を一本加える。
「そちらはどんなのにするの?」
「うーん、私は……」
組み合わせは自由だ、だからこそいつもと同じでは、勿体無いと華菜子は思う。
これが新しい麺を開発する、ヒントに繋がるかもしれないのだから。
「カレーにするアル!」
「カレーも美味しいよねぇ。ねえ、良かったら一緒に作ろうよっ! あっちのテーブルに、ペンがあるから、描こう」
真央の提案に、華菜子は上気した頬に手を当てた。
「……うん、嬉しいっ! ……アル。私、お友達一杯作りたいんだー! ……アル」
てへっと、舌を出して見せる華菜子。
消毒した手をお互いに見せ合うと、二人はマイカップ麺に絵付けをするテーブルへとついた。
「このペンで描くアルねー。専用アルか」
華菜子は寝子島に住む、野良猫たちを描こうと悪戦苦闘しているようだ。
その様子を、真央は写メに収める。
「え~、ちょっと待ってアル! なんかうまくいってないから、恥ずかしいアルー……」
「ふふーん♪ だって賞味期限過ぎても、飾っちゃいそうなんだもん。悪くなる前に食べないと、カップ麺さんが可哀想だから、名残を惜しんで全行程記録しとくの」
そういう真央も外装のイラストは、ひたすらに猫、ネコ、ねこ!
みんな微妙に、ふっくらとして見えるのは、真央の好みなのだろうか。
すばると栞凪も、外装の絵付けをしていた。
隣り合った席で、平面ではない物体に絵を描く難しさを感じながら、慎重に……。
すばるは茶目っ気を出して、自分と栞凪の似顔絵を描いている。もっとも、顔は真剣そのもの。
「そんなに見られたら、恥ずかしいよー」
「あっと、ごめん」
栞凪にからかわれ俯きながらも、イラストの出来は芸術科だけあって、互いの特徴をよく捉え、微笑ましくかわいらしい。
一方、栞凪は『ヨコハマ記念』と色とりどりのペンを使いながらレタリングし、周囲にプリクラの要領で、ネコや星などポップな模様を散らしていく。
いかにも女子高生らしいデザイン感覚だ。
「あ、そういえば外装も、世界にこれ一個だけなんだよねー……。そうだ、ねぇねぇすばる君! これ交換しない?」
「描いたカップの交換? いいね、記念になる。うん、かんなちゃん、頭いい」
まぶしそうに目を細めて微笑むと、互いに描いたカップ麺を交換する。
「かんなちゃんのは、プリクラ風? すごいな。この感性はボクにないよ、うん」
表面をそっと指で撫でると、すばるは席を立った。
「よし、次は具材選びだね。手作りの一品モノかー、うん燃えてきた!」
コバルトブルーのプリーツスカートを揺らして栞凪も立ち上がると、二人は連れ立って次のカウンターに向かった。
裕樹、荒太郎、ラッセル、天野、没、博美、幸も絵付けをしていた。
見た目は勉強が出来そうな眼鏡男子の裕樹は、海鮮のカップにサンマさんを描いているつもりだったが……。
「うわぁ……」
覗き込んだ荒太郎が、口元を手で覆った。
「見んなっ!」
弁当の中身を、隠しながら食べる男子生徒みたいな格好になる裕樹。
そんな姿勢なものだから、線はより酷く凶悪なものになっていく。
「あっ、乾いてないとこ手で汚しちまった!」
どうにか誤魔化そうと頑張れば頑張るほど、線はいびつに広がり、修正不能に陥っていく。
チリトマトを選んだラッセルは、筆タイプになっているペンを選んで、赤い鳳凰のような鳥に、炎の絵。
非常に良く描けているにも関わらず、裕樹とは違う意味で騒がれると恥ずかしいのか、人には見えない角度に隠している。
「ラッセル、何隠してんだよ。見せろよ!」
「ふふふ~ん♪ 俺はいいの! 梅影はどんなのにした? ……うわぁ……」
「その、かわいそうな子を見る目やめろっ!」
「気を落とすな、中身はちゃんと食べれるから」
「だから、変な慰め方やめろってばよ!」
カップ麺自体が初体験な天野は、スタンダードに醤油を選んでいた。
作成の流れを聞き「何だ、結構簡単だね」なんて、さっきまで余裕をかましていたのだが。
「何それ、ブタ?」
荒太郎は難しい顔をした。
「……失礼な……見ればわかるだろ、猫だよ」
「ぇー……」
もはや何も言うまい。
「君は、いつから僕に芸術センスがあると誤解していた?」
「人って、見かけに寄らないね」
「……いや、僕より酷い絵の奴がいるはずだ。ちょっと見せてよ」
天野は隣に居た、没の手元を見る。
カレーを選んだ没は、色んな色を使って、皆のSD似顔絵をぎっしりと描いていた。
「なん……だと……」
「へぇー、うまいもんだなぁ」
博美は素直に関心している。
「えへへ~、似てるでしょ~♪」
誉められて、くすぐったそうに頬を手の甲でこする没。
それを口元を緩めて眺めていたラッセルは、油断している間に天野にカップを奪われた。
「あっ、コラ!」
「……チッ」
「舌打ちするなってば!」
「私、こういうのセンスないからなぁ」
そう言う幸の外装は、まだ真っ白なままだ。
「奈良橋は何を描いたの?」
「んー、俺か? 俺はトンビを描いたぜ」
海鮮を選んだ博美は、外装に翼が左右対称になった雄々しいトンビを描いていた。
迷いのないラインに、潔さを感じる。
「俺にとって、トンビはトレードマークみたいなもんだし。トンビって、割と海面を泳ぐ魚に突撃して、それを食べるイメージあるしさ。だから、海鮮味に……って、大丈夫か……?」
天野はうな垂れている。
「元気出せよ、天野君」
「ドンマイ♪」
没になでなでされた。
「あれっ? 没君の、ひょっとして、これ俺か?」
もみ上げだけ少し長い、ショートカットの人物のイラストを指して、博美は驚く。
「一緒にいる、皆を描いたのさー♪」
「……そっか。ありがとな、なんか嬉しいぜ……」
博美の心からの感謝の言葉に、没は満面の笑みで答えた。
醤油味を選んだ時子は、ここでも五十嵐と一緒。
外装の曲面に苦戦させられながらも、ゆっくり丁寧に「尚輝先生と鳥さん」を描いていく。
いつも見慣れている小鳥達ではあるが、いざ描くとなると意外と難しい。
奇しくも同じテーブルについた四月は、自らのSDイラストを描き込んでいた。
連載を複数持つプロ漫画家なだけあって、アタリを取らずとも、無駄のないシンプルな線を決めていく。
「まあ、かわいらしい……どうしたらそんなに、上手に描けるのでしょうか……?」
感嘆の息を漏らす時子に、四月はにっこり。
「やっぱり、枚数を重ねることじゃないかな?」
「日頃から、たくさん練習なさっているのですね……」
純粋に尊敬の眼差しを向けられて、ちょっと詰まる。漫画家をやっているのは、秘密なのだ。
だって、恥ずかしいんだもん。
「う、うん。ホラ、好きこそもののって言うしっ!」
「本当に絵がお好きなんですね……」
「うん! 絵も好きだし、インスタントラーメンも好きだよっ!」
四月は嘘偽りのない、修羅場の友への好意を口にした。
絵付けカウンターの奥は、ガラス一枚で隔てられており、中でスタッフが、かやくチャージや外装フィルムのパッケージングを行っていた。
「マイカップ麺は、ジャンクな方向でいきましょう。ゆくゆくは商品化&我が倶楽部の、資金源とさせていただきます」
ソワカは醤油味のカップ麺をスタッフに預けると、卵、ネギ、ガーリックチップマシマシ……とか、何か通っぽくオーダーする。
「フフ……。食した次の日には、人に会うのが憚られる、この背徳的なカップ麺……! これぞキングオブキングヌードル! 体に悪い、だがそれがスゴクイィ!」
いいなも、作業工程を見ながら憚ることなく自分の考えを述べる。
「ふむ。一時期『いわゆる環境ほるもん』とやらが、容器の発泡ぽりすちれんから溶出する、とかという報道がされたことがあったらしいのう。有機化合物は脂溶性を持つモノが多いのじゃから、可能性は有ると考えられるがの……そんな事を気にしていたら、何も食べられなくなってしまうと思うのじゃよ、食品添加物も然りじゃ!
」
インスタント食品が体に悪いと決め付ける、自然派が聞いたら大仰に嘆きそうな台詞であるが、それを否定する人はここにはいなかった。
「環境ホルモン問題については諸説あって、まだ特定する段階には至っていませんからね。人が密集して暮らすようになった結果、起こるようになった状況のいくつかも、考えられている要因です。しかし……人口が集中することは、難しい問題を引き起こしもしますが、データの蓄積には、非常に有意であると感じます」
五十嵐が、抑揚のない声でぼそりと漏らす。
ガラスの向こうのスタッフは、変わらぬ笑顔を振りまいていた。
「よし、完成! 名付けて恋味四月スペシャル!」
ミートキューブ、卵、ネギ、ぴよこなるとをチョイスした四月は、完成したカップ麺をエアバックに入れ、空気を注入する。
空気が入れば、透明なエアバックの中にお手製カップ麺が、宙に浮いて見える。
赤いストラップを肩にかけた四月は、ご満悦。
「私も出来ました……」
ぴよこなるとを2回、ネギ、エビを入れた時子のカップ麺。
お湯を入れたら、かわいい「ぴよだまり」になることだろう。
笑顔の五十嵐が、中央になるように調整して空気を入れると、彼女は幸せそうに微笑んだ。
「これ、また食べて下さい……」
時子は作ったカップ麺を、五十嵐に差し出した。
「え、僕に、ですか?」
「はい。尚輝先生に渡したくて、作っていました……」
教え子にそう言われては、断る理由などないだろう。
礼を述べると、五十嵐は自分のマイカップ麺を、時子に差し出した。
「海鮮にチーズを3回、それにエビを入れてみました。ピザでは見られる組み合わせですが、なぜかカップ麺では見たことがなかったので」
あくまで研究目的で作ったらしい。
「……私が頂いて、いいのですか……?」
日付とイニシャルの入った、簡素な外装のカップ麺を受け取り、戸惑う時子。
「食べたら感想をお願いしますね」
「!! ……はい……!」
目を閉じると、時子は貰ったカップ麺を、両腕でしっかりと抱き込んだ。
エビ、ネギ、ガーリック、チェダーチーズ。すばるは栞凪と交換したカップ麺に、好みの具材をしっかり入れてもらいながら「ぐぬぬ。具に、ちくわがないのは解せぬ……残念無念」と、おどけてみせる。
「あはは♪ 私は何にしよう? すっっっごく悩む……! 全部入れたいけど、無理だもんねー……うーん……」
栞凪は悩んだ末、エビ、卵、ぴよこなると、チェダーチーズを選んだ。
しっかりとパッケージングしてもらって、エアバッグに詰めたカップ麺を掲げて見せ合えば、自然と笑顔がこぼれる。
「ボクが食べるの、いつになるかな? もったいなくて、食べられそうにないかも……」
「え~? 食べない方が、もったいないよー」
とはいえ、賞味期限は結構長い。ギリギリまで手元において、眺めて見るのもいいだろう。
「ねえ、すばる君。この後、赤いレンガの倉庫にも行ってみない?」
「いいね、そうしよう」
栞凪の提案に、すばるは一も二もなく頷いた。
博美はエビ、ガーリックチップ、カニカマ、卵を入れていた。
普段から運動量が多い彼女は、スタミナ重視。ベースの海鮮味とかやくの、相性も考えた組み合わせだ。
「どんな出来になるか、食べるのが楽しみだぜ」
楽しみがあればこそ、時として辛い練習も力が入るに違いない。
ラッセルはチリトマトに、ミートキューブ、卵、ガーリックチップ、ぴよこなるとを入れてもらった。
ぴよこなるとは、どちらかというと女子人気の高いかやくだが、ラッセルの場合は黄色いぴよこに、どこか親近感を覚えたのかもしれない。
見え隠れするぴよこが、なんともお茶目だ。
互いに中身の具をちょっぴり交換したい、と思っていた没は、かやくを入れるのがスタッフだったので、その野望が費えていた。それでもカレー味にチェダーチーズ、ミートキューブ、エビ、かまぼこなど、お腹にも大満足な具ががっつりと乗っかると、期待に胸が膨らむ。
裕樹も、海鮮にエビx2、更にかまぼこx2と、伸び盛りの男の子らしく肉が多い。
それとは対照的なのは、天野。醤油味にインゲン、ネギ、キムチなど、植物系の具をトッピング。
「天野君、あと一回チャージ出来るぜ? 彩を考えて、卵いこう、卵!」
「逆巻、肉も食えよ! 肉も!」
「いやここは、初志貫徹で植物系で攻めたいな。コーン!」
「どれも美味しそうなのさー、迷っちゃうねぇ、天野ー♪」
「…………」
あまり食への執着がない天野は、色々言われると逆にどれを選んだらいいのかわからなくなってしまう。
「まあ、コレもいい思い出ってやつかな……?」
目を向ければ、荒太郎はもうエアバックにマイカップ麺を詰めていた。
彼は
猫鳴寮に住まう小人『ねず』
に、作ったカップ麺をお供えするつもりらしい。
食べきれるのだろうか?
いやその前に、お湯を注ぐ時は、是非手を貸してやって欲しい。
「ねえ、そろそろお腹ぺこぺこなのさー! 世界の麺も、たくさん食べよ♪」
没の提案に、彼らはぞろぞろとファクトリーを出るのだった。
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なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
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