this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
木天蓼大学AO入試!
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
●自由試験
何人かの受験生が自由試験を辞退するという報せを受け、
城山 水樹
は目を丸くした。
「あの子はダメね、AO入試だというので勝った気でいるわ」「あの子は入ってから苦労しそうだわ」等と勝手に合否を予想して楽しんでいた水樹だが――自分の予想が(すこし違う形ではあるが)こんなにも早く当るとは、という理由でだ。
気分が悪くなったわけではなさそうだったが、それ以上の詮索は今は不要。水樹は目の前のストップウォッチに視線をやった。
「残り一分です」
持ち時間のオーバーは減点だ。水樹は自分の声が会場に響いたことを確認して、再びストップウォッチを見据えた。
「サンマさんという存在がこの寝子島に与える影響は、簡単には説明できないと思います。それでも今回はいくつかの視点に絞ってサンマさんの影響について考えてみました」
海原 茂
は本当にこの場で考えたのだろうかと問いたくなるほど、すらすらと自分の意見を述べていく。例えばサンマさんという存在が幼児に与える影響。地元ということを意識しない層も、この島ならではのゆるキャラの存在は知っていて、慣れ親しんでいる。それが将来の地元愛を育む可能性を増やし、あるいは学校というコミュニティではない地域というコミュニティによる情操教育の一環と呼ぶこともできる、等と。
彼がおちこぼれ姫シリーズというどうやらその土地の良さが描写されている観光案内本の一種(?)が好きらしいというのは、寝子島高校の中でまことしやかに流れている噂で、今回の発表もそれっぽいようなぽくないような……そんな雰囲気だが。
だが、あまりのその饒舌ぶりに
河島 澪
には、彼の言っていることがちっともわからなかった。
(いや、たぶんちゃんとしたことを言ってるんだが、情報量が多すぎてなぁ)
自分の発表の時は気をつけよう。澪がこっそりとそんなことを考えていると、「以上、社会学部ということで、様々な観点から『サンマさん』を分析してみました。ありがとうございました」と茂は慇懃に頭を下げた。
それからぴったり一秒後。「時間です」と水樹の聞き取りやすいコールが聞こえた。
澪はその合図を聞いてわずかに身構える。次は自分の番だから、と。
茂が席についたのを確認してから、澪は起立し受験番号、名前、受験学部――教育学部だ――を告げる。そしてはじめの合図と共に小道具として使用を許されている紙芝居を取り出した。
「さて、みんなで今日はサンマさんについてお話してみたいと思います!」
元気よく、ハキハキと。そして相手が小学生であると想定して、怖がられないように。
そんな努力はどうやら周りや茂にもよく伝わったようで表情が非常に柔らかかった。
「サンマさんは寝子島のアイドルです。みなさんもイベントで見たことがありますか?」
準備時間を利用して絵を描くこともできたのだが、自信のない澪はあえて写真を利用した。
用意されていた写真の中にイベント時のサンマさんが居たのも大きいかもしれない。
「サンマさんは身長200cm、体重85kg。太い眉がチャームポイントの爽やかなキャラクターです」
もちろん澪は『着ぐるみ』や『中の人』という言葉は使わない。
「あ、でも直立しているので上しか見えず、よく転びます。みんなも気をつけてください」
それでもさすがに緊張しているのか、それとも慣れてきたのか、『みなさん』がいつの間にか『みんな』に変化している。きっとそういうところも採点対象なのだろうけれど……澪はクヨクヨするくらいなら、次の手に出ることにした。
(データをただ並べるだけでは飽きられてしまうしな)
くるんと踵を返し、小道具に手を伸ばす。その迷いない姿も、きっと試験官は見てくれているはずだ。
「それじゃ、みんなでサンマさんの絵を描いてみようか」
澪はにっこりと笑顔を携えて画用紙とクレオンを試験官や受験者たちに配っていく。
「……絵、か」
茂がすこし困ったような顔をするが、それもそれ。澪は慌てず騒がず、自分のペースを崩さなかった。
そうして何人かの絵を確認し、それぞれの個性に合わせて褒めている最中で澪の持ち時間は終わってしまう。
(あーだいぶ好き勝手したな)
終わった瞬間、そんな反省が彼女の脳裏をかすめるが、(ま、落ちたところでどうということもないか)と冷静に受け止め、頭を下げて着席した。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
木天蓼大学AO入試!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月06日
参加申し込みの期限
2014年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!