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木天蓼大学AO入試!
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●筆記試験
試験開始時間を迎え、受験生たちのシャープペンシルが一斉に踊りだす。そのようすを
恵御納 夏朝
は慎重に見つめていて、それは監視するというよりは応援の眼差しのように
城山 水樹
には思えてならなかった。といっても夏朝は表情の変化に乏しいので、可愛らしいその容姿のためかもしれないが。
対し
日暮 ねむる
は今にも眠ってしまいそう。『自分の本番』の際に眠らなければいいのだけど。そんな余裕は水樹が既に受験の並を勝ち抜いて大学生活を謳歌しているからこそ生まれるものだけれど。
(教授から試験補佐が一人足りなくなったので、と頼まれたけれど……高校生まで駆り出すなんてよっぽどね)
水樹はさほど用事がなかったので(しいて言えば図書館へ本を借りに行くくらい)、ふたつ返事で引き受けたのだが、なるほど大学生もそれなりに忙しいのだ。そう納得している水樹自身も某雑誌で読者モデルをしているためそこそこ忙しいはずなのだが。
(AO入試か……私もAO入試で入った口なのよね)
ちなみに、彼女の時の課題は『サンマさんが宝くじで一等を当てた』をその学部に見合った方法で表現せよ……だったそうだ。
(テキトーに答えたら合格したんだよね……あれはラッキーだった)
そんな彼女は持ち前の要領の良さでその後もそれほど苦労せずに今に至る。
そうしてぼんやりとしながら試験監督を務めていると、カチャカチャ。やけにうるさいシャープペンシルの音に思考が遮られる。
緊張するとやたらカチャカチャする人はいるにいるが、リズムを刻むようにも聞こえるので、無意識に水樹は音の主を確認する。黒髪、瓶底眼鏡、着崩していない制服。そして神経質そうにぎゅっと口を結んでいる男だった。しかもその彼、ときおり視線を彷徨わせるような動きをするのだ。そしてついに彼と水樹の視線がかち合った。
「よそ見してたら不合格になっちゃうわよ」
と口に出しそうになって、水樹は慌てて自身の唇を長い指で塞いだ。
(あの子は、入ったら苦労するかもね……)
直感的に水樹はそんなことを思う。特に深い意味はないのだが。
気になったことと言えばそれくらいで、筆記試験は無事終了した。
と思ったその瞬間。またもやねむるはあくびをこらえきれずに、カバのようにのっそりと口を開いた。けれどその目は一点を注視していて――そしてその一点を目指して、ゆっくりと足を動かしていった。
「や、筆記テスト。結構埋まってたねえ……僕感心しちゃったよ」
のんびりと。しかし気さくな――というよりはもういっそ馴れ馴れしいとまでも言えるねむるの態度にその一点、ひとりの受験生は眉をひそめた。元から気難しそうな顔が一層強張っている。
「……まだ受験は終わってないんだが」
ムッとした感情はそのまま声に乗せられ、今にも彼は大学側に苦情申し立てを行いそうな具合である。
その態度に、ますますねむるを感心する。
「……ほんと、凄いと思うよ。モールス信号を利用したカンニング行為、とかねえ」
トン、ツー。その意味はアルファベットのA。目立たないようにしていたつもりかもしれないが、その音も、動きも明らかに(すくなくともねむるの目には)不審者のそれである。
「よければ場所を変えて話そっか?」
ねむるは彼だけに聞こえるように囁いて、トイレに誘導する。水樹の視線が刺すように注がれているが、それでも止められなかったので彼女も同じように違和感を抱いたのかもしれない。そしてトイレに誰も居ないことを確かめ、トンと胸ポケットを叩いてからねむるは彼に向き直った。
「にしても驚いたよ。音で気づかないようにペンシル上部のノックの間隔で正答を後ろに座る仲間に発信してたとはね」
君、頭いいんだね。
慇懃な言葉の中に年上に対する敬意などこれっぽっちもない。
「さてここからが本題だ、僕と取引をしない? カンニングの共犯者の名前をさ。教えてよ」
普段のやる気のなさが嘘のようにねむるは饒舌だった。
「そしたら君のやったこと黙ってて上げてもいいけど? だって、君は教えただけだもんね?」
「……わかった」
その饒舌さの理由は――
(ま、胸のポッケのボイスレコーダーが記録中だけどね)
そんなタネゆえであるのだが。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月06日
参加申し込みの期限
2014年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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