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【水泳大会】多分、生死を賭けた戦い（白猫サイド）
【長距離潜水でいこう！ どこまで行くのか、その潜水！】（黒３ 白５）
黒猫組が逆転への気勢を上げる中、アナウンスが鳴り響く。
次は、生徒会のお手伝いさんの生徒がアナウンスするようだ。
「次は、長距離潜水です。選手のアナウンスをします。
1コース、黒：咲州 寄居子 選手
2コース、白：常闇 月 選手
3コース、黒：ティナ・フォルトゥス 選手
4コース、白：マウル・赤城・スティック 選手
5コース、黒：エカテリーナ・クロキ 選手
6コース、白：日暮 ねむる 選手
7コース、黒：鳴神 楓 選手
全員が浮かび上がったら競技終了です。
計測係が居ますので、そのままプールから上がってもらって問題ありません」
そう言って、各コースそれぞれの計測係が手を振って、自分たちの存在を示す。
なお、8コースは一般生徒である。
「では、全員プールに入ってください。位置について、ヨーイ……」
ドンッ！ と空砲が鳴ると全員が一斉に水中へと潜り込んだ。
●咲州 寄居子の場合
（僕は元々フリーダイビングの選手を目指しているから潜水時間には自信がある。
プロを目指している分野で負けてはいられないな）
そんなことを思っていると空砲が鳴り、そのまま潜水を開始する。
（そうだ、これまでを思い出せ……あの辛く苦しい修行の日々を……。潜って水中からジッと女性の水着姿を見つめながら潜水時間を延ばしてきた人生を……その行為を小学校のプールの授業でやり過ぎて、バレて水面から顔を出したら軽蔑の眼差しを向けてくる思春期の女子達の視線を……水中だけが我が理想郷……！）
動機はともかく、気合いは十分である。
そんなこともあってか、ぐんぐんと水中では距離を伸ばし、60メートルほどで顔を出したのであった。
●常闇 月の場合
（……消費さえ押さえれば）
メドレーでやや体力を消費した状態で、月の競技は始まった。
休憩を挟んだとはいえ、全力で泳いだ結果である。
ゆっくりとドルフィンキックで泳いでいるものの、じわじわと疲労が押し寄せてくる。
（精神集中……精神集中……）
じっくりと、ゆっくりと泳ぎつつけて、おおよそ６０メートルほどの時点で顔を出した。
「はぁ……はぁ……少し、衰えたかもしれません」
そう言って、プールから上がった。
●ティナ・フォルトゥスの場合
とりあえず、一気に泳ぎ切ることにしたティナだが、最初の25メートルのターンで大きくバランスを乱していた。
結果、30メートル付近で顔を出し、そこで競技終了となった。
●マウル・赤城・スティック
ろっこんによって息を止めることがある彼にしてみれば、潜水は得意分野という自負がある。
（長距離潜水の泳ぎ方は、両手を前に突き出し、拝むように両掌を付けて水の抵抗を少なくし、両足を揃えて動かす『イルカ泳ぎ』が最適だ）
運動量を減らして、酸素の消費を減らすのが狙いだ。
結果的に、50メートルほどで顔を出した。
まぁまぁ頑張った感じである。
●エカテリーナ・クロキの場合
（潜水とトライアスロンの共通点は『どれだけ酸素を身体に蓄えられるか』ってうところ）
そう思いつつ、ぐっと水中へと入っていく。
（酸素を借りて瞬間的に爆発消耗する短距離走と違って、長距離走は酸素の力を蓄えて少しずつ消費する種目。酸素消費量をおさえなくちゃいけない潜水と相通じる競技よ）
つまり、エカテリーナの身体は、そういった競技向けに調整されている。ということだろう。
平泳ぎからそれなりに時間が経っているため、クールダウンしてから、再度体を調整するにはいい時間が経っている。
（より少ない回数で、より長く進むこと。そしてより長く潜り続けること）
すぅっと、プールの中の底と平行するように進む。
そうしたことによりおおよそ80メートル前後まで潜っていた。
●日暮 ねむるの場合
「これさえ乗り切れば寝れる、もうひと踏ん張りだよねむるさん」
そんなことを言いつつ、潜水を開始した。
（とか言いつつ競技が始まったは良いものの、水の中って温かくてめちゃくちゃ気持ちいいんだね……やば……潜ったまま寝そう。でもあったか）
その瞬間、大量の水がねむるの鼻や口に入ってきた。
「げぼっ、うえっ……げほっ！ げほっ！ が……っ！」
水中で寝てしまったがため、色々なところに水が入ってしまったのだ。
慌てて、水泳部員が助けに入ってくる。
「おい、しっかり！」
ねむるは、飛び込んで救出にきた武道に支えられながら、水中から引き上げられた。
記録は20メートルほど。
すぐに、浅井先生が飛んできて、ねむるは事なきを得たのであった。
●鳴神 楓の場合
（さて、本領発揮はこっちだ。潜水なら沈みやすいのはむしろ利点だぜ）
そう言って、自信満々なのは楓である。
（今度はスピード勝負じゃねぇから自分のペースで普通にやってりゃまず負けやしねー）
そう言って、にやりと笑って潜水した。
勝負とあれば、負けたくないのが楓である。
前を泳いでいる人を抜いて、がんがん前へ行こうとした結果、はやく息切れをしてしまった。
結果、50メートルの時点で水から上がった。
勝負の結果、エカテリーナが一位となったのであった。
黒猫組がこれであと一点まで追いつき、逆転可能が見えてきたのであった。
黒猫組4点 白猫組5点。
これで、勝負は甲冑水泳へと持ち越された。
黒猫組が逆転への気勢を上げる中、アナウンスが鳴り響く。
次は、生徒会のお手伝いさんの生徒がアナウンスするようだ。
「次は、長距離潜水です。選手のアナウンスをします。
1コース、黒：咲州 寄居子 選手
2コース、白：常闇 月 選手
3コース、黒：ティナ・フォルトゥス 選手
4コース、白：マウル・赤城・スティック 選手
5コース、黒：エカテリーナ・クロキ 選手
6コース、白：日暮 ねむる 選手
7コース、黒：鳴神 楓 選手
全員が浮かび上がったら競技終了です。
計測係が居ますので、そのままプールから上がってもらって問題ありません」
そう言って、各コースそれぞれの計測係が手を振って、自分たちの存在を示す。
なお、8コースは一般生徒である。
「では、全員プールに入ってください。位置について、ヨーイ……」
ドンッ！ と空砲が鳴ると全員が一斉に水中へと潜り込んだ。
●咲州 寄居子の場合
（僕は元々フリーダイビングの選手を目指しているから潜水時間には自信がある。
プロを目指している分野で負けてはいられないな）
そんなことを思っていると空砲が鳴り、そのまま潜水を開始する。
（そうだ、これまでを思い出せ……あの辛く苦しい修行の日々を……。潜って水中からジッと女性の水着姿を見つめながら潜水時間を延ばしてきた人生を……その行為を小学校のプールの授業でやり過ぎて、バレて水面から顔を出したら軽蔑の眼差しを向けてくる思春期の女子達の視線を……水中だけが我が理想郷……！）
動機はともかく、気合いは十分である。
そんなこともあってか、ぐんぐんと水中では距離を伸ばし、60メートルほどで顔を出したのであった。
●常闇 月の場合
（……消費さえ押さえれば）
メドレーでやや体力を消費した状態で、月の競技は始まった。
休憩を挟んだとはいえ、全力で泳いだ結果である。
ゆっくりとドルフィンキックで泳いでいるものの、じわじわと疲労が押し寄せてくる。
（精神集中……精神集中……）
じっくりと、ゆっくりと泳ぎつつけて、おおよそ６０メートルほどの時点で顔を出した。
「はぁ……はぁ……少し、衰えたかもしれません」
そう言って、プールから上がった。
●ティナ・フォルトゥスの場合
とりあえず、一気に泳ぎ切ることにしたティナだが、最初の25メートルのターンで大きくバランスを乱していた。
結果、30メートル付近で顔を出し、そこで競技終了となった。
●マウル・赤城・スティック
ろっこんによって息を止めることがある彼にしてみれば、潜水は得意分野という自負がある。
（長距離潜水の泳ぎ方は、両手を前に突き出し、拝むように両掌を付けて水の抵抗を少なくし、両足を揃えて動かす『イルカ泳ぎ』が最適だ）
運動量を減らして、酸素の消費を減らすのが狙いだ。
結果的に、50メートルほどで顔を出した。
まぁまぁ頑張った感じである。
●エカテリーナ・クロキの場合
（潜水とトライアスロンの共通点は『どれだけ酸素を身体に蓄えられるか』ってうところ）
そう思いつつ、ぐっと水中へと入っていく。
（酸素を借りて瞬間的に爆発消耗する短距離走と違って、長距離走は酸素の力を蓄えて少しずつ消費する種目。酸素消費量をおさえなくちゃいけない潜水と相通じる競技よ）
つまり、エカテリーナの身体は、そういった競技向けに調整されている。ということだろう。
平泳ぎからそれなりに時間が経っているため、クールダウンしてから、再度体を調整するにはいい時間が経っている。
（より少ない回数で、より長く進むこと。そしてより長く潜り続けること）
すぅっと、プールの中の底と平行するように進む。
そうしたことによりおおよそ80メートル前後まで潜っていた。
●日暮 ねむるの場合
「これさえ乗り切れば寝れる、もうひと踏ん張りだよねむるさん」
そんなことを言いつつ、潜水を開始した。
（とか言いつつ競技が始まったは良いものの、水の中って温かくてめちゃくちゃ気持ちいいんだね……やば……潜ったまま寝そう。でもあったか）
その瞬間、大量の水がねむるの鼻や口に入ってきた。
「げぼっ、うえっ……げほっ！ げほっ！ が……っ！」
水中で寝てしまったがため、色々なところに水が入ってしまったのだ。
慌てて、水泳部員が助けに入ってくる。
「おい、しっかり！」
ねむるは、飛び込んで救出にきた武道に支えられながら、水中から引き上げられた。
記録は20メートルほど。
すぐに、浅井先生が飛んできて、ねむるは事なきを得たのであった。
●鳴神 楓の場合
（さて、本領発揮はこっちだ。潜水なら沈みやすいのはむしろ利点だぜ）
そう言って、自信満々なのは楓である。
（今度はスピード勝負じゃねぇから自分のペースで普通にやってりゃまず負けやしねー）
そう言って、にやりと笑って潜水した。
勝負とあれば、負けたくないのが楓である。
前を泳いでいる人を抜いて、がんがん前へ行こうとした結果、はやく息切れをしてしまった。
結果、50メートルの時点で水から上がった。
勝負の結果、エカテリーナが一位となったのであった。
黒猫組がこれであと一点まで追いつき、逆転可能が見えてきたのであった。
黒猫組4点 白猫組5点。
これで、勝負は甲冑水泳へと持ち越された。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年03月23日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年03月30日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年03月30日 11時00分
