【水泳大会】多分、生死を賭けた戦い（黒猫サイド）｜リアクション

【水泳大会】多分、生死を賭けた戦い（黒猫サイド）

【そして、その後】
　
●シャワーと、その他と
　じろじろと遠慮の無い視線を避けながら、朧はさっさとプールの近くにあるシャワー（冷たい）を浴びて、着替えを済ませた。
（しかし、泳いだ後は髪が張りつくから大変だな……この前のテストは暑すぎて仕方なく髪あげてたけどいつもなんてできねぇからなぁ……）
　そう言いつつ、シャワーを浴び終わって出る。
（そういえば、ずっとシャワーが出ていたけど、なんだったんよ？）
　その朧の疑問だが、倫理子がシャワーを長時間使っていたのだ。
　しかし、それを知るものは誰も居ない。

●打ち上げ
　夕方以降、全体的な打ち上げがあった。
　そして、そこに参加した璃亜、みゆきの二人は。鳴が楽しそうに歌っているのを聞いて話しかけていた。
　璃亜は負けたのもあって、若干凹みながら打ち上げに参加はしたものの、一人ゆっくりと黄昏れていたが、飲み物を配るのを手伝いに戻ってきていた。
　そこで、楽しそうに歌っている鳴を見つけて近づいたのだ。
　そして、同様に鳴に惹かれてきていたみゆきとばったりと合い、そのまま鳴によって会話に引き込まれたのであった。
「そう？　じゃあ、ホントに暑かったら教室に遊びにおいでよ！」
　暑いのが苦手な璃亜に鳴はそう提案する。
「ちゃんと予算を用意しなきゃダメなんだよぅ……来年は設置されるといいね」
　そういうみゆきの言葉に触れて、勝った、負けたよりもこの時間を大事にしたいと思った璃亜であった。

●カラオケ
　水泳大会撤収後、凜、優、シダの三人はカラオケへと来ていた。
「さー曲もどんどん入れていこうー！」
　そう言って、優はアニソンやゲームソングを入れる。
「お前たち　歌　うまい！　シダ、踊ろう！　足、見ろ、足！　ダンス！　ダンス！」
　そう言って、食べ物をほおばりつつ、同行した凜のおかげで、美味しい料理にありつけたことを喜んだ。
　このカラオケショップは凜のバイト先であるのだ。
「お待ちどう！」
　最後のたこ焼きセットなどをもって凜も腰を落ち着ける。
「私も打ち上げを楽しむ側に加わるよ！　せっかくだし何か歌おうっと♪　かっこいいロックナンバーで場を盛り上げちゃおうかな！」
　そんなことを言ったりしつつ、打ち上げはさらに盛り上がっていくのであった。

　こうして、水泳大会は幕を閉じた。

　おしまい

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