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【14周年】寝子島、アクアアルタ<宴>
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アクアアルタ食べ歩き
祭りのような風情があり、グルメな屋台が出ているとくれば、
巫部 紫苑
の出番である。大学生になっても紫苑のブラックホール胃袋は健在だ。
「舟やゴンドラがたくさん浮かんで賑やかですね。何か美味しいものもありそうですし……」
ビキニの水着に日傘を差して、ひざまで水に浸かりながら街をおっとりと歩いていると、水鉄砲をもった悪ガキたちが、すれ違いざまにぴゅっぴゅと水を掛けてきた。
「きゃっ! だめですよ、いたずらしちゃっ!」
一応拳を振り上げてみたものの、悪ガキたちのはしゃぎっぷりを見ると、ここは叱るところじゃなくて笑うところな気がしてくる。
「……ふふっ、もう! 普通の服で外に出たらびしょ濡れになる所でしたね……水着を着てきて正解でした♪」
濡れたおなかに目をやって、せっかくだから泳いでしまおう、と水深の深いところへ進んでいく。
「これは楽しいですね。街中を泳ぐなんて滅多に無い経験です♪」
片手で日傘を差したまま、もう片方の手は平泳ぎのようにして水を掻き、紫苑は普段は道になっているところを泳いでいく。街並みが切れ、海が見渡せるあたりまで来ると「シラスー、えー、シラス丼いかがかねー」と呼び込みの声が聞こえてきた。
「あれは、シラス丼のゴンドラ?」
紫苑はゆっくりと泳ぎながら近づいていく。
シラス丼売りのおじさんは、日傘をさした紫苑に気づき、
「すぐ出せるよ。よかったら乗って食べてくかい?」
と声をかけてきた。
「なるほど。ゴンドラで売ってるのですね……美味しそうです♪」
「美味しそう、じゃなくて、美味しいのさ。ほら、手ぇ貸しな」
おじさんのがっしりした手に掴まれて、紫苑はよいしょ、とゴンドラに乗り込む。
「ありがとうございます。ではシラス丼をひとつ、いただけます?」
「あいよっ!」
ゴンドラにはホカホカご飯を入れた発砲スチロールの容器と、シラスをいれたクーラーボックスが置いてあった。おじさんは白米の上に釜揚げシラスと生シラスをダブルで乗せ、さらに刻みシソとショウガと小ネギを添えて、醤油瓶といっしょに紫苑のほうへどんっと出す。
「醤油はお好みでな!」
いただきます、と受け取った紫苑はその瞬間、シラスが入っていたクーラーボックスの中身をちらっと見てしまった。あのピンクの物体は……マグロの切り身ではないだろうか。ほかの魚介も入っていそうだ。
「もしや、ほかにもメニューがあったりします?」
「ああ。ほかにもマグロ丼、イクラ丼、アナゴやエビも乗った海鮮丼があるよ」
「全部ください」
「あいよっ! ……って、はあ? ねーちゃんが一人で食うのかい!?」
「はい」
「へえぇ、人は見かけによらないねえ」
おじさんがびっくりしながらほかの丼を作っている間、紫苑はシラス丼に舌鼓を打つ。
と、そこに、
佐藤 英二
と
野々 ののこ
がゴンドラに乗ってやってきた。寝子高を探検してきた仲間たちは、それぞれ自由行動に戻ったようだ。
「紫苑ちゃーん! なに食べてるのー?」
「シラス丼ですよ」
「美味しい?」
「はい。美味しいです」
満足そうな紫苑の笑みに、英二とののこはゴクリ、唾をのむ。
「僕たちもシラス丼食べようか」
「だーいさんせい!」
英二たちは自分たちのゴンドラを、紫苑が乗っているシラス丼売りのゴンドラに寄せて、つかの間そこでランチと洒落込む。ついでに近くの小舟でアイスも買って、食後のデザートにすることにした。
「美味しー!」
「食後のアイスも沁みるなー」
英二はラムネ味のブルーの棒付きアイスを舐めながら、横目で紫苑の様子を見て驚いた。
「巫部さん、もうアイスなの?」
「はい」
シラス丼マグロ丼イクラ丼海鮮丼をペロリと平らげた紫苑は、食後のアイスを食べながらのんびりまったり海を眺める。
「海に沈んでいるようにも見える街を眺めながらシラス丼やアイスを食べるのは不思議な感覚ですね」
「まあ、寝子島だしね」
「うんうん」
不思議だけど、不思議じゃない。そんな感覚になる三人。
「そうですね。たまにはこういう日もありますよね♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年06月09日
参加申し込みの期限
2026年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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