this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【14周年】寝子島、アクアアルタ<宴>
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
13
つぎへ >>
25才のゴンドラ
アクアアルタの水面に浮かぶふたつのゴンドラに、それぞれ愛しあう男女が乗っている。
片方のゴンドラには
水上 桜
と
滝沢 匠
。
もう片方のゴンドラには
有沢 茉奈
と
閑野 カノン
。
いわゆるWデートだが、高校時代からの友人だった桜と茉奈は25才の大人の女性に、匠とカノンも同じだけ年齢を重ねて魅力的な男性になっていた。
「水面に空が映りこんで、とてもきれいね」
桜は映りこんだ雲を掬おうとするかのように、手を水面に差し入れる。
水面の雲は、映りこんだ25才の桜の顔と交じり合うようにしてゆらゆら揺れた。
オールを手にした匠が桜を見て、漕ぐのを忘れてほうっとため息をつく。
「どうしたの、匠。疲れちゃった?」
「いや。なんていうか、本当にきれいだなと思って」
「うん」
「いや、海とか空とかじゃなくて……桜が」
なんてことを言うんだろうこの人は。
頬が熱くなった桜は、手で自分の顔を扇ぎながら話題を変えた。
「こうしてゴンドラに乗ってみると、なんだかヴェネツィアにでも来たみたいだよね」
ヴェネツィア。遠く異国の美しい水の都だ。
隣のゴンドラに乗っている茉奈が同意した。
「本当ね。ここ、寝子島なのよね? どうしてあたしたち揃ってこんなところに来ちゃったのかな」
「不安?」
カノンが気遣うように茉奈に尋ねると、茉奈は甘い笑みを浮かべて首を横に振った。
「ううん。カノンも一緒だから全然怖くもなんともないよ。むしろラッキーかな、って。最近お互い多忙だったからのんびり過ごせる機会になるよね。……それに、すぐに桜たちにも会えたし」
「ん。つまりこの状況、楽しんじゃえってことね」
桜は片目を瞑って親指を立てる。
「そういうこと!」
茉奈も親指を立てて桜のほうへと伸ばし、ゴンドラ越しに親指同士をキスさせた。
つまりいつものWデートだ。この4人が揃うと大抵こうなる。桜と茉奈は高校時代からの親友だから仲がいいのはもちろんのことだが、マタ工出身で桜とは同い年の匠と、茉奈と付き合い始めた当時はマタ大で芸術を学んでいた年上のカノンも、幾度もWデートを重ねるうちにすっかり親しい間柄である。2:2でもいられるが、4人でいるともっと楽しい。そんな関係が8年近くも続いているのは、奇跡なんじゃないかと桜は時々思うのだった。
(結婚しても、子どもが出来ても、その子が巣立っておじいちゃんおばあちゃんになったとしても、私たちこうして4人揃うとWデートしていそう)
自分の想像に桜がくすっと笑ったそのとき茉奈が、あれ見て、と声をあげた。
「どうしたの?」
「猫よ。電柱のうえに猫がいる!」
「取り残されたのね。おーい、そこにいたら疲れちゃうでしょ。おいでおいでー」
桜がゴンドラの上で立ちあがって猫のほうに両手を伸ばすと、猫は桜のほうにジャンプしてきた。
「よーし、キャッチ! ……と、あららっ!?」
桜の腕に一度は収まった猫ちゃんは、もう一度ジャンプして茉奈の腕のなかへ。
「あらあらやんちゃな子ね。私より茉奈のほうが良かったの?」
桜が冗談交じりにむくれて見せると、茉奈は「えへへ、あたしの勝ちー」なんて言って猫をなでなで。
「オーオー、よしよし」
猫は茉奈の腕のなかでご機嫌そうに喉を鳴らす。それをみて4人はほっこりして笑いあった。
しばらく行くと、寝子高のほうから小ぶりのボートがやってきた。
乗っているのはひとしきり寝子高でのダイビングを楽しんできた修、あおい、英二、ののこである。それからののこの頭の上に、リボンをつけた猫が一匹。タルトだ。
「ののこじゃない! 久しぶり」
桜が声をかけると、ののこは怪訝そうに首を傾げた。
「えーっと……どちらさまでしょう?」
こんなにキレイなお姉さんのお知り合いがいたかなあ、という顔である。
そういえば。向こうのボートの面々は、見たところ大学生くらいだ。自分たちのほうがずっと年上である。
「そっか。年齢がまちまちなのね。んもーっ、『またフツウかっ!』」
「あっ、その口癖……桜ちゃん!?」
「そのとおり。まっ、もう『フツウ』にキレたりはしないけどね。もう25才の大人だし」
「えーっ! 桜ちゃん、25才!?」
そこでみんなはひと騒ぎ。
お互いに、どうしてるの、なんて近況報告をしかけたけれど。
(今自分が寝子高の先生になってる、って話は、もしかしてののこたちには未来のネタバレになっちゃう?)
そんなことを思ったのは桜だけではなかったらしい。
「それぞれ違う未来から来てるみたいだし、おそらく大丈夫だとは思うけれど……万が一タイムパラドックスが起こったら困るからね」
修もそんなことを口にしたので、ゴンドラと小舟の人々は元気なお互いを確認しあっただけでバイバイすることにした。
「はーっ。懐かしい面々に会っちゃった」
「あっちはあんまり変わってなかったね」
茉奈は猫を撫でながら、遠い目をして寝子高生だった頃を思う。
十代の終わりにはもう、この四人の関係は出来上がってはいたけれど……。
「私たちは変わったかな?」
と、桜は自分の頬に手をあて、茉奈を見つめた。茉奈も自分の頬に手をあて、すこし考える。
「美女になったんじゃない?」
「言うわね、茉奈」
「言うでしょー。だって事実だし」
「じゃあ……美男美女カップルで写真でも撮りあおうか」
「賛成ー。みんな、寄って寄って! 猫ちゃんも」
わいわい、きゃっきゃと、学生時代みたいにはしゃぎ合って。
シャッターを切れば、揺れる水面も空も青くって。
まだまだ青春だなーなんて思ったりする、25才の桜たちであった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【14周年】寝子島、アクアアルタ<宴>
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年06月09日
参加申し込みの期限
2026年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!