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春の菓子語り
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燻煙の独特な香り。すっかり虜だ。
八神 修
は桜チップのくゆらす刺激的なスモーキーを鼻腔に堪能する。自宅用のちょっとした燻製機だがこれがなかなかどうして、出来栄えは見事なものだ。
「うん。実にいい匂いだ。な、ミルク」
燻製の香りを好む猫は案外多いという。愛猫ミルクはキッチンには入らないが、漂うフレーバーをどこか楽しんでいるように見えた。後でささみの燻製おやつでも開けてやろうか。
「よし、いい出来だ。さて次は、どれにいくかな」
用意したのは鳥のささみ、ベーコン、ゆで卵に豆腐。燻製機へ投入すると再び桜チップが本領をいかんなく発揮し、キッチンへ恍惚が満ちた。おこぼれに与るミルクもご満悦だ。
機材と食材があれば自宅でもこうして簡単に燻製作りができるが、凝り性な修としてはもう少し上の段階も目指してみたいと考えている。
「サークルで山に行く予定があるんだよ。ちょっと低めの山だけどね。キャンプで燻製っていうのもありか……?」
独り言と問いかけの中間のようなつぶやきに、ミルクはふわと大口を開けてあくびで答えた。仲間たちに自作の燻製を振舞うというのもいいだろう。その場で燻製して食べるのはパフォーマンスの意味でも盛り上がろうし、雄大な自然は燻製の味わいにとって最高のスパイスともなるだろう。
「となると、屋外用のもう少し本格的な燻製機を購入してみるか。それに、食材にもこだわりたいな。アウトドアで喜ばれるものはなんだろう。以前に見かけた、燻製スイーツなんていうのはどうだろう? バナナやスポンジケーキを燻製すると、案外いけるそうだ。どう思う、ミルク?」
にゃあ、と眠たげな一声。
「ん?」
スマホが震えた。ビデオ通話への誘いを知らせる通知に、恋人の顔が見られるかと画面を見るも残念ながら、そうではなかった。
「……やぁ。おはよう、神谷」
『へいへーい、八神君へいへーい! あれ何かテンション低くない? がっかりしてる? 悪かったねぇ、君のガールフレンドからのラブメールじゃなくて。僕だよ、悠真だよー』
修は苦笑いする。神谷 悠真の声は今日も浮ついて軽薄に聞こえた。それが彼の持ち味であり円滑なコミュニケーションやフットワークの軽さが彼を彼たらしめていることは修も否定しないが、時々うっとおしさを覚えることがないでもない。といった程度の距離感の、一応は友人であった。
『ほらほら八神君、何かお忘れじゃない? いつものさぁ、日課というかさぁ』
「前にも言ったが、毎日はやめてくれ。たまになら見せてやるさ。ほら」
『うおおお、ミルクちゃん! 今日も最高フワフワ可愛いねぇ、やぁやぁ、ハルマサーだよー! にゃーん、にゃにゃーん?』
言うほど日課というわけではなく、彼なりの配慮あってか数日置き程度だが、『今日のミルク』などと称して彼は修の愛猫の写真なり動画なりをよくせがんだ。無類の猫好きだそうだが彼のいわく、その中でもミルクは至極の愛らしさ。だそうだ。
『いやぁ今日もミルクちゃんは最強だね、堪能堪能。あれ、八神君、何か煙が……料理中? 火とか大丈夫?』
「ん? ああ、燻製を作ってるんだ。心配いらない」
『おー、燻製! いいねぇ。燻製機はどんなの使ってるの? 食材は? スモークチップは何?』
「小型の家庭用の機材だが……神谷、もしかして詳しいのか?」
『ふふふん。まぁねぇ~』
と自信たっぷりな彼の燻製歴は女の子たちに振舞った二度の燻製パーティーに留まるそうだが、それでも修の知らない知識や野外で有効な機材、おすすめのスモークチップなど良き情報を得ることができた。持つべきは口とフットワークの軽い友である。
「……というわけで、思わぬ出費をしてしまってね。まぁその甲斐あって、いい燻製が作れるようになったよ」
『へぇ~、いいなぁ! 私も食べてみたいな、修君お手製の燻製』
七夜 あおい
の屈託に和みつつの近況報告だ。最近はまっている趣味と友人とのやりとりをかいつまんで伝えると、あおいは小さく溜息をついた。
『最近忙しくてさ。美味しい物食べに行ったり、自分で作ったりしたいけど、中々時間が取れなくて……』
「いつも頑張っているものな、あおいは」
少しばかり顔を赤らめる恋人は愚痴をこぼすことが目的でなく、こうして修とのビデオ通話で他愛もない雑談を通じてちょっとした日々のストレスをケアしている向きもあろう。無論のことそれは修も同じだ。
「次に寝子島に来た時にでも、ご馳走するよ」
『うん、楽しみにしてるね! それにしても、いいお友達がいるんだねぇ。私も会ってみたいな~』
「え? ああ……ははは。機会があればね……」
未だ神谷にはあおいの存在を知らせていない修である。どうにも軽薄で女遊びの激しい彼と大切な恋人を引き合わせるのはいささか気が引けるのだった。
二人の対面はさておくとして、彼に教えられた燻製知識はあおいと過ごす一時を充実させるのに活用できそうだ。
「ともかく、とっておきの燻製でもてなすよ。燻製スイーツというのも考案しているんだ」
『ええ、何それ? そんなことできるの? へぇ、気になる~!』
膝の上で白猫が寝ぼけ声を上げる。燻煙にマタタビよろしくトリップしたのか、ふにゃふにゃにとろけた声には二人揃って、くすりと噴き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年02月26日
参加申し込みの期限
2026年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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