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LIQUID -Star Chronicle- 月の雫編
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【ストーリークエスト『月の雫』(1)】
空は血だまりめいて赤く。風はか細く息をするよう哭いていた。
「…………」
四肢を失った者。半死半生で意識もない者。
「おとうさん? おかあさん……? どこ?」
「息子を……知りませんか。まだ小さいから、きっと……どこかで迷っているんです。探さなきゃ……探してあげないと」
親しい誰かを探す者。それらを失った悲しみに沈みこむ者。
落ちくぼんだ目に呆として見つめられ、エイジ(プレイヤー:
佐藤 英二
)もブドー(プレイヤー:
志波 武道
)も言葉を飲み込んだ。なんと声をかければいいだろう。どうすれば彼らの心が少しでも軽くなるだろう。
「水鏡戦役……月の民の侵攻により、住処を失った者たちの寄り集まる難民キャンプだ」
ぼろきれで仕立てたようなテントに、赤黒く染まった敷物へ人々は横たわり、寝床さえ与えられぬ者たちは赤茶けた土の上へ直に座り込むか倒れ伏すように寝入っていた。キャンプは凄絶なありさまだった。かつての昔、黎明の時代に、月の民は付き従う異形の眷属たちをともない、この世ならざる技術・技巧をもってリキッド大陸へ攻め入ったという。その蹂躙の傷跡のひとつがつまりはここだ。
人形姫・アンペリアの互い違いの瞳は作り物で、そこには感情ともなわぬように思えたがしかし、細められた双眸はどこか哀しみの色を帯びて見えた。先の戦いで隻腕となりながら一切の怯みも苦悶も見せなかった彼女が、ふたりの目には、事ここにあってはひどく儚げで繊細なガラスのように映った。
エイジはあたりを見回し、痛ましく顔をゆがめる。
「ひどい戦いだったんですね……」
「ああ。筆舌に尽くしがたく」
「けど、過去のことなんだよな。もうこの人たちを救うことは、俺にはできない……」
耐えるように歯を食いしばるブドーにも苦渋がにじんだ。ふたりのいずれも、弱き者に寄り添い守り救わんとする高潔の持ち主であり、己の無力に胸が痛んだ。
しかし異なるアプローチを模索する冒険者もいる。
「よーし。それじゃ、子どもたち! あたしの歌を聞きなさーい!」
「私は踊っちゃう♪」
たとえばシャーミィ(プレイヤー:西藤 叡治)やノノコ(プレイヤー:
野々 ののこ
)などがそうだ。マジカルアイドルのシャーミィが軽妙に歌を響かせると、ビーストライダーのノノコがスライムに乗りぽいんぽいんと跳ねまわる。
ぴくりと顔を上げた少年少女、疲れた顔の大人たちもはっとして目を向ける。
「あっ、レクサ、うーちゃん?」
たまらずといったように、ブドーのかたわらからホムンクルスのレクサが飛び出し、カワウソのうーちゃんもちょこまかと彼らの周囲をめぐりめぐった。
さながら戦災慰問に訪れた楽団のようだ。ノノコが刻む調子っぱずれのリズムへ、シャーミィは巧みに寄り添いそれらしくつくろって見せた。愛らしいホムンクルスとカワウソはそこに在るだけで沈み込んだ子どもらの顔にいくばくかの明るさを取り戻す。
「ほらほら、エイジくんも踊ろうよ! それそれ~っ」
いざないに、エイジとブドーは顔を見合わせる。これもまた、彼らの今できること……だろうか。力及ばずながらに少しだけ。すでにこの世にない者たちが救われることは無かろうが、一時でも希望を抱かせることができるのなら。
「……よっし! いこうゼイ、エイジくん☆」
「は、はい……!」
暗く陰鬱なキャンプの空気に、少なからずの笑みがこぼれた。それを眺めてアンペリアの張り詰めた人形の面もどこか、やわらいだように見える。
「……学長。腕の調子はいかがですか?」
「この身体に痛みはない。重心のバランスも調整した。これよりの任に差支えはあるまい」
涼しげに言ってのけたアンペリアへ、ソフィア(プレイヤー:
月原 想花
)はうなずく。事実問題ないのだろう、このサイディア王立アカデミー学長その人にとっては。間近に彼女を見てきたソフィアにとて、案ずるよりも頼もしく思うくらいだ。
目下ソフィアの悩みはこの状況よりも、自分自身にあると言ってもいい。
「懊悩煩悶、己が心内にあらず。か」
「えっ……」
「今は危急が時ながら、何もかもを背負う必要はない」
アンペリアの目線の先には、年端もゆかぬ子どもたちの手を取りくるりくるりと輪を作っているシフォン(プレイヤー:
黒白 滴
)と、そこに戸惑い顔で混ざるロロ(プレイヤー:川上 紗櫻都)の姿があった。
ソフィアはうつむいて頬を染める。学長にはどうやら、ソフィアの惑いもお見通しであるらしい。
「では……また戦いになるまで、少し休んできます。学長も無理はなさらないでください」
鷹揚にうなずいてみせた彼女に背を向け、シフォンとロロのもとへおもむく。
「あっ、ソフィアちゃん~。ソフィアちゃんもいっしょに踊っちゃう? みんなノリノリでさあ、元気いっぱいなんだよ~。ほらほら、ロロもステップステップ」
「ちょっ、待っ、私はもう踊れないってば……ソフィア、シフォンさんに言ってやってよ!」
「ええと。楽しそうね……?」
ふたりへいまだ等しく揺れる心が、どちらかへ振り切ることがあるのだろうか。こんな時にずいぶんと余裕があるものだと苦笑い浮かべつつ、ソフィアも輪の中へ加わった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月29日
参加申し込みの期限
2026年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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