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LIQUID -Star Chronicle- 月の雫編
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【サイドクエスト『雪中に炭を送る』(2)】
針葉樹の森は白い冠をかぶり、青い空には星のきらめきと七色のオーロラが泳ぐ。
トナカイの引くソリが目的の村へとたどりつく頃には雪の降り様もいくらかやわらいだが、あたりはすっかり暮れていた。途上でのビバークも検討したものの、村の明かりが山向こうに見えており、今夜も人々は寒さに震えているだろうと想像に難くなく、少しばかりの強行軍に打って出たのだった。
「ああ、これは冒険者の方々! 今かいまかと待っておりましたよ。今年もまた凍死者を出してしまうのではないかと……」
「もう大丈夫よ、燃料はたっぷり運んできたから!」
出迎えた村長だという老爺は、涙ぐんで喜んでくれた。昨年の冬には燃料の輸送が滞り、幾人かの犠牲者が出たという。その要因のひとつは、ソルティード山に生息する雪と氷の申し子、あのウェンディゴによるものだったそうだ。図らずもこれを撃退したマユラとアヤトを村長はじめ村の人々はさながら英雄のごとくにたたえ、今夜は公民館でささやかながら宴を催してくれることとなった。
「宴会だなんて、いいのかい?」
「ええ、おふたりはまさにわれらの救い主だ。貧しい村ですのでこのくらいしかお返しできませんが」
「ううん、嬉しいよ。ありがとう!」
そんなわけでふたりは公民館へ招かれ、北方の雪国ならではの料理と酒でもてなされることとなった。さっそく運んできた燃料を使いあたたまった大部屋で、村人たちがふたりを囲む。
「さあ、たくさん召し上がっておくれ!」
湯気の立つ真っ赤なスープには、ごろりとした肉や多様な野菜が混然一体となって煮込まれている。マユラは木のスプーンでひとすくい、酸味と甘味を擁する複雑で繊細な味が実に美味く、身体もあたたまる。サワークリームをかけてもいいそうだ。煮詰めた肉と野菜を揚げパンや小麦粉の生地で包んだものも、食べがいがあり栄養も満点。羊肉の串焼きなどはビジュアルも香りも実に食欲をそそり、誰もが大口を開けてひと口に食べ、なんとも幸福そうな顔を浮かべた。いずれも寒く厳しい冬を乗り越えるための工夫がぎゅっと詰まった料理なのだった。
「う~ん、美味しい! ね、おいしいね、アヤト」
「ああ、この串焼きは絶品だ! スープも味わい深いよ。マユラちゃん、こっちのパンは食べてみた?」
「どれどれ?」
アヤトが手ずから、あ~んとマユラの口へ揚げパンを入れてやると、村の人々からはなぜだか拍手と歓声が起こり、マユラはわけも分からず赤面した。
「さあさあ、おふたりとも。わが村の自慢の酒もぜひ味わってください。これのおかげで、例年の冬をも凌ぐことができているのです」
雪国の酒は強い。主に麦や芋、トウモロコシなどを用いた蒸留酒であり、原料や製法によって味わいは変わるが総じて高いアルコール度数がゆえに、身体をあたためる助けとなるのだ。
「さあさあ、どうぞ。ぐいっと。ひと息に、さあ」
マユラとアヤトは顔を見合わせた。
「おれ、あんまり飲めないんだよな。弱くてさあ」
「でもひと口も飲まないのも失礼になっちゃうかな? ちょっとだけ飲んでみようか」
「そうだな。ほんのひと口だけ」
スピリスタ流の作法にのっとり、ショットグラスのシングルを舐めるようにちびりとひと口。意外と口当たりが良く、続いてひと口、またひと口。
そこでマユラの意識は途切れた。
「……あれ?」
気が付いた時にはベッドでシーツにくるまっていた。ぬくぬくとあたたかい。窓の外には陽光が照りつけ、昨日の猛吹雪などどこへやら。
「んん……」
「え?」
あたたかいのはシーツのおかげというわけでもない。
「えええ!?」
マユラはアヤトに抱かれたままベッドへ収まっていたらしい。それも、下着ひとつのみで。
「こっこっ、これは……これはもしかして……」
「んあ? あれ……マユラちゃん?」
あどけなく眠るアヤトがやがて目覚め、真っ赤に染まった顔でおたがい状況を確認し合うと、どうやら一線を越えてはいない。らしい。
「悪い、マユラちゃん、けど信じてくれ! 俺は指一本手を触れちゃ、いや触れざるを得なかったけど、なにもしちゃいないんだ!」
「ええとつまり、酔ったあたしがアヤトをつかまえて離さなかったと……ハダカなのは?」
「ゆうべ、燃料を投入した暖房器が不具合で止まっちゃったそうでさ。一時的ではあったんだけど、おれが部屋へマユラちゃんを送ってきたあたりで、急激に冷え込んできて……スピリスタの冬の夜なんて、尋常な寒さじゃないだろ? それでやむなく」
つまるところ彼は、体温でマユラをあたためてくれたらしい。その過程において誤りはひとつもなく清廉潔白であり、こういうのはしかるべき時しかるべきムードでもって行われるべきであって、等々いうことを彼はかなりの慌てようのまま語って聞かせてくれるもので、マユラとしては逆に冷静になったりもした。
「ふうん。アヤトになら……あげてもいいかなって。ちょっと思ったりもして……」
「え? な、なんだって、マユラちゃん」
「ん~ん。なんでもなーい!」
ちょっぴり、残念。けれど彼とのはじめてが、意識のないまま終わっていたなどと、いささか風情もないではないか。
くすりと笑む。すっかり顔を主に染めた彼と、これからもゆっくり仲を深めてゆけばいい。彼はいつだって誠実に、少し生真面目に、そして時には情熱的に、マユラの想いへ応えてくれることだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月29日
参加申し込みの期限
2026年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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