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パカっと駆けてウマくいく!新春初夢☆福笑い満開フェア 鷹編
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目が覚めたとき、窓の外はまだ薄暗かった。
カーテンの端から差し込む光は白く、冷えていた。布団の中でしばらくじっとしていると、ゆっくりと夢の輪郭がほどけていく。思い出そうとすればするほど、指の隙間から砂が逃げるように──でも確かに、あたたかかった。
いつの夢だったのだろう。
天井を見つめながら、琴理は瞬きを繰り返した。場所は図書館だったと思う。あの懐かしい匂い──紙とほこりと、冬の暖房が乾かした空気の混ざり合った、あの感じ。高校のころ、放課後になるといつも通っていた。
隣に、誰かがいた。
顔は見えなかった。向こうも本を開いていて、ページをめくる音だけがした。でも、寒くなかった。窓の外は白く凍っていたのに、肩の近くに誰かの体温を感じていた。言葉も交わさなかったのに、それだけで十分だった。
──素敵な初夢が、見られた気がする。
起き上がると、部屋の空気がひやりと頬を刺した。アパートの暖房はすぐには温まらない。厚手の靴下を履いて、小窓に近づく。
ガラスの表面に、霜が降りていた。
薄く、均一に。まるで誰かが夜のうちに息を吹きかけて作ったみたいに。琴理は人差し指の腹を当てた。冷たかった。でも、すぐに霜が溶けて、細い水の筋が伝った。
気づけば、指が動いていた。
「 」
文字を書こうとして、途中で止まる。何を書きたかったのか、自分でもわからなかった。ただ、夢の中で並んでいた誰かのことを、もう少しだけ引き留めていたかった。それだけだった。
霜の上に残った跡は、すぐに消えた。
でも、不思議と寂しくはなかった。夢の中のその人が誰だったのか、今はわからない。もしかしたら、まだ出会っていない人かもしれない。あるいは、ずっとそばにいた誰かかもしれない。
どちらでも、いい。
琴理はやかんに水を入れ、コンロの火をつけた。沸き上がるまでの間、もう一度窓を見た。霜はまた少し溶けて、朝の光をぼんやりと透かしている。
寒い朝だった。でも、冷えているのは部屋の空気だけで──胸の中には、まだほんのりとあのぬくもりが残っていた。
夢でよかった、なんて思わなかった。夢でも、あたたかかった。それは本物だった。
いつか。
その言葉が、やかんの音とともに浮かんで、また静かに沈んだ。急がなくていい。追いかけなくていい。ただ、こうして朝を迎えられること、それだけで今日は十分だった。
お湯が沸いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月02日
参加申し込みの期限
2026年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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